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トリックスター

 「T2」といっても今では何のことだか解らなくなってしまった「ターミーネーター2」に出ていたエドワード・ファーロング君主演の「ブレイン・スキャン」という映画を見てしまいました。ホントは「マウス・オブ・マッドネス」が見たかったのですが、例によって録画したビデオが見つからないので先に見つかった「ブレイン・スキャン」なのです。そして例によってそれはB級ホラーなのです。

 チョー・リアルなビデオゲームの中で人を殺したはずなのに、現実世界でも同じような殺人事件が起きている。それはもしかして私が殺したの?という感じの内容ですが、この際内容はどうでもいいのです。「ブレイン・スキャン」はいろんな意味で名作かも知れません。

 主人公の部屋にアリス・クーパーさんのポスターとか、最近お気に入りのプライマスが良い場面で流れたり(最初に見た時はプライマスを知らなかった)とか、隣に住んでるエロい同級生の女の子とか。こんな環境は私にとってあまりにも嬉しすぎです。ホラーでありつつ青春ラブロマンスでもあるような、贅沢な仕上がりになっております。(「私にとって」という言葉が省かれていますが。)

 ついでに書いておくと、エンドロールを見ていたら「ホワイト・ゾンビ」と「マッド・ハニー」の名前も出てきました。90年代ホラーは最高です。青春です。

 90年代の映画ってCGとかもビミョーな感じだからコンピューターに頼りきりにはできない感じなんですよねえ。ここぞという時にだけCGをつかって後は脚本の出来と演出と編集で面白くする感じで。偶然であってもそれがうまくいってると凄く面白いものができるのだと思いますよ。

 あまり映画好きでないのに映画のことばかり書いている私がいうことでもありませんが、最終的には演出と脚本と編集。ついでに良い音楽。そういうことだと思うのですが、どうでしょう?

<!-- 最近調子に乗ってるのJホラーも、もっとヘヴィーな曲を使うべきだ!エンディングのマヌケな曲でズッコケるの、もういやなんです!-->

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