ドラマニア
テレビドラマというのは、それがエスエフでも、ホラーでも、恋愛ものでも、青春ものでも、ホニャララでも、あり得ない話なのです。そのあり得ない話の中でいかに「あるある要素」を含めるかによって、その面白さが決まってくるのだと思います。
「あるある要素」というのは、あり得ない話の中に「そういうことってあるよねえ」とか「そういうことがあったら凄い(或いは怖い、楽しい、嬉しい、悲しい、エトセトラ、エトセトラ)」です。
なんでこんなことを書いているのかというと、世の中にはミステリーやエスエフやサスペンスやホラーを見ても「そんなのあり得ないじゃん」とか言ってさめた感じで見ているの人の中に、トレンディーなイケてるドラマを見る時には「解るよその気持ち」とか「こういうことってあるよねえ」と言ってしまう人が多い気がするからであります。
でも結局、そんな話はあり得ないでしょ。秘密組織がエイリアンと接触しているくらいに、恋愛ドラマ的な出会いはあり得ない。なんか言いたいことが解らなくなってきましたが、最初のほうに書いた「あるある要素」を大切にしていないドラマは全体的なストーリーが良くできていてもつまらない、ということですかねえ。まあ、どうでもいいか。
そんな感じで、今日もエックス・ファイル見てしまいました。見てしまったというか、始めから見る気満々でしたけど。しかも今日は私の好きなエピソードベスト5に入る「サーカス」というお話でした。全体的にコメディータッチのこのエピソードですが、なんとも良くできています。あり得ない話を「あるある」にする不思議な技術がいたるところで使われています。
こんなオモシロな話を知っている人が私の周りにいないのはなぜでしょう?もしかしてワタスが変なの?
「彼らは外見こそ普通じゃないけど、中身は普通の人間と同じなのだよ」ということですが、外見は普通で中身が普通じゃないのって意外と辛いことかも知れません。(これは「サーカス」を見た感想みたいなことです。いきなりこんなこと書いて失礼!)
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