ゲド戦記：挿入歌の歌詞が朔太郎の詩と酷似−事件：MSN毎日インタラクティブ

　私はドゲ戦記も元のほうも知りませんが、こういうのってビミョーと言えばビミョーなんですよねえ。作った本人が盗んだつもりはなくても、記憶の片隅に残っていた過去の名作が自分の作品に出てきたり。作った本人が意識してないで、そういうものが自然に出てきてしまうと、それは自分で考えたもののような錯覚に陥ってしまうんです。ホントはそんなことはないのですが。

　というか、創作物というのは必ず以前の作品が根底にあって出来上がっているはずなのです。そうでないと良いものは出来ないし、既成概念を根本からくつがえそう、という感じの芸術が長続きしないのもそういうところに原因があるような気がします。なんだか、ここに書くには重すぎる内容になりそうなのでこれ以上は書けませんが、過去があるから今がある。そういうことかも知れません。

　盗作かどうかは別として、過去の名作が現代の（ニセ）ミヤザキアニメで甦ったならそれで良いじゃないですか。「サンプリング・アンド・リミックス」という言葉が出てきてからもう何年も経つのですから。
<!-- 批判する気持ちも解りますが、多分ホントに批判されるべき人は批判されてない、という気もします。それが誰かは知りませんが。-->

（遅くなりましたが「ドゲ戦記」じゃなくて「ゲド戦記」だよ！）