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出来ないこともないけど

 テンポの揺らぎで良い感じ、ということは音楽では良くあることですが最近の音楽制作ソフトはその辺にはあんまり重点を置いていませんねえ。

 クラシックなどは特にそうですが、楽譜に「テンポを変える」と書いていなくても奏者とか指揮者の意志で速くなったり遅くなったりするものです。(その他でも人間が演奏するからには良い具合にテンポは変わっていることがあります。)

 まあ、コンピューターに打ち込みで作る時でもテンポを細かく編集すればその辺は再現できます。でも打ち込みに合わせて演奏する私スタイルだと、かなりテンポを合わせるのが困難になります。特にこのまえ書き上げた譜面の作品ではテンポが激しく揺らぐ曲があるのですが、どうしてもパソコンと息が合わない気がします。(パソコンはアイコンタクトとかしてくれませんし。)

 そこで、あったら嬉しいのが「ヴァーチャル指揮者」プラグインソフト。別に指揮者みたいな人間の映像とかが出てこなくても良いのですが、グラフィカルにシーケンスソフトのテンポに合わせた映像でテンポが確認できたらすごく解りやすいです。

 メトロノームをオンにすれば良いじゃん!という気もしますが、それだと、すごく遅くリタルダント(だんだん遅く)した時に元のテンポに戻るタイミングが解りません。指揮者の合図があればピッタリ息の合った格好いい演奏になること請け合いなのですが、そのタイミングがバラバラだとすごくヘタに聞こえるんです。

 ということで「ヴァーチャル指揮者」はないものか?と、それっぽいキーワードで検索してみたのですが、なさそうです。ならば自分で作ってしまおうか、とも思って考えてみたのですが「徐々に変化していくシーケンサーのテンポに合わせて動く画像」はどんな方法でプログラムすれば出来るのか、想像も出来ません。

 「想像できるものは作ることが出来る!」というのはありますが「想像できないものは多分出来ない」ということです。特にプログラミングなどの分野では。ということで、誰かヴァーチャル指揮者を作ってくれないかなあ?私はMacでVSTやAUなら動きます。(って、なんて厚かましいんだ!)

<!-- というか私の地獄的に汚い楽譜を読める人を集めてレコーディングした方が良いんじゃね。もしいればの話ですけど。-->

  

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