ワイルドな
ヨカナーンの首がよかねん!
ということで、このあいだの心温まる絵本とはうってかわってドロドロした絵本です。絵本じゃなくて戯曲なのですが、挿絵が沢山あるので絵本でも良いのです。
これ方面の勉強をしていたので、ホントはこういう作品は学生時代に読んでなければいけなかったのですけど、今さら読んでしまいました。エロディアスなエロドがとってもサロメなお話でした。(なんだそれ?)妖しげなドロドロの世界に美しさが感じられます。
こういう戯曲というのはストーリーを追うよりも、セリフに現れる単語などから作品の世界観を感じるというふうに読んだら楽しいと思います。セリフとト書きしかないですが、自分なりにそれがどんな舞台で演じられるのか、とかそんなことを想像してみたりとか。
それよりも、挿絵がカッコイイです。妖しい雰囲気をさらに盛り上げています。この挿絵のためだけに買うのもありかも知れません。
そんな感じで最近は本を読むのが楽しいのです。
<!-- エロディアス、エロドなどは登場人物の名前です。文学の用語ではありません。-->
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