ハロー親愛なるベランダ国民よ。私はJ.H.キャロットちゃん大統領。

ここで天気について話をしたい。今日の大雨についてだ。

ブラックホール・ベランダを中心に嵐とも言える雨が降った。ベランダ国民よ。なぜそうなったのだろうか？

答えは簡単だ。雨乞いが行われたのだ。

もちろん太古から伝わる呪術的な雨乞いではない。科学的見地からベランダ国民の健康を考えたうえで布団が干されたのである。

キャロットちゃん大統領の大量の寝汗を吸い込んだ敷き布団、掛け布団、タオルケット。それらを干すことによって、汗は蒸発し上空へと舞い上がったのだ。

そして、それはやがて雲となり、大粒の雨となって大地に降り注いだのである。

つまり、これまでの猛暑から国民とベランダを救ったこの雨はキャロットちゃん大統領の汗なのである。そしてキャロットちゃん大統領の汗が、また新たな実りの力となるのだ。

ガッハッハッハ...。臭ってきたかね？

ではこの辺で。キャロットちゃん大統領から、さようなら。