レッシィ団員-----（ボールさん...！）

ボール（母）-----それで、ボールちゃんはどこにいるの？
ジム団員-----それが、ここにいるとは知らなかったんで、今旧ザク団員と一緒にボール邸の方へ。
ザクレロ団長-----それは良かった。これで私も持ち上げられたりすることもなくなるんだな。
ジム団員-----あ、来ましたよ。家の方にいないんでここだと気づいたんすね。
旧ザク団員-----やっぱりここだったか。ボール君。ついにキミのお母さんと感動の再会だぞ。

レッシィ団員-----ボールさん！
ボール（母）-----ボールちゃん！
一同-----...？？？

ボール君-----それで、ボクのお母さんはどこですか？
ジム団員-----えっ？！何言ってるんすか？
ボール（母）-----ちょっと、何なのよ。こんな子知らないわよ。
レッシィ団員-----そうよ。私の知っているボールさんはこんな人じゃない。
ザクレロ団長-----ええ？違うのか？
コルタナ団員-----解析中...。どうやら勘違いだったようね。でも、ボール君とボールさんはよく似ているわ。

ザク弁護士兼猿蔵-----これはますます謎が増えて来ましたな。
名探偵ズゴック-----ちょっと待ってください。息子を探すボールさん。そして母親を探すボール君。本来ならば、この二人が出会ったら全てが解決するはずがそうはならなかった。...ということはもしかすると。
旧ザク団員-----なんだ？なんだかややこしい話になってきたぞ。

名探偵ズゴック-----私はある人に連絡を取ってみることにします。なにか恐ろしい事が起こるような気がするのです。それでは少し待っていてください。
ザクレロ団長-----ああ、行ってしまったけど。コレは一体どういうことなんだ？

コルタナ団員-----解析中...。お母さんを探しているボール君が話しに加わっただけで、あとは何も変わってないということよ。
ジム団員-----そうっすね。ズゴックさんも行ってしまったし、ここはゆっくり待ってたら良いんじゃないっすか。
ザクレロ団長-----そうっすね。

...
...
...

ジム団員-----なんか、ヒマっすね。
ザクレロ団長-----そうなんだな。ホントはこの辺で「次回に続く」と出来れば良かったんだが、今回はもうちょっと出来そうなんだよな。
ザク弁護士兼猿蔵-----それじゃあ、ここでボールさんから偽ボール君の事を聞かせてもらいましょう。
コルタナ団員-----解析中...。そういえば忘れてたわ！

ボール（母）-----それではお話いたしましょう。あの偽のボールちゃん。いや、Webカメラは私が処分しました。
一同-----Webカメラ？！...を...処分？！
ボール（母）-----まるで、打ち合わせをしたようなオドロキ方ですね。...でも、そうなのです。あれの正体はWebカメラだったのです。そして、私たちに復讐するために私の可愛い息子になりすましてやって来たのです。私が息子の事を思う気持ちを逆手にとってあのような恐ろしいことを。

旧ザク団員-----それはヒドイ話ですなあ。
ボール（母）-----それで私はWebカメラをケーブルでグルグル巻きにして湖に沈めたのです。これで私たちはもう安全なのです。
ザクレロ団長-----それは良かった。
コルタナ団員-----でも、ボール君になりすましたのは良いけど、その後どうやって復讐するつもりだったのかしら？
一同-----さあ...？

...
...
...

ジム団員-----なんか、またヒマっすね。キャッチボールでもやりませんか？
旧ザク団員-----そうは言ってもボールがないだろう。
ザクレロ団長-----それだったらボールさんの探していたのとは違う息子だったボール君が...。
ボール君-----ちょっと、やめてくださいよ！
ザクレロ団長-----冗談だよ。でもボールさんの息子じゃないと「持ち上げの刑」とか心配しなくても良いからな。
ボール（母）-----私の息子ではなくても乱暴は許しませんよ！
ザクレロ団長-----ヒエェ...！お許しを...。

コルタナ団員-----解析中...。そんな小芝居はどうでも良いわ。それよりも名探偵のズゴックさんが帰ってきたわよ。

名探偵ズゴック-----みなさん。スゴいことになりましたよ。
ザク弁護士兼猿蔵-----大変な事とかスゴいこととか、もうワケが解らなくなっているんだが。
名探偵ズゴック-----まあ、聞いてください。実は私はこの件とは別に、息子を探して欲しいという依頼を受けていたのですが、ここで起きたことを見たらピンときたんです。そして、ボール君。キミの探していた...。
ボール君-----母さんですか？！母さんを見つけてくれたんですね！
名探偵ズゴック-----そうなんですが。...とにかく連れてきたので会ってください。

メダマ-----おお息子よ！
ボール君-----母さん！...お母さん！
メダマ-----息子よ。今日はオマエに伝えないといけない事があるんだ。良く聞くんだよ。
ボール君-----なんだよ母さん。そんなに改まって。やっと会えたって言うのに。
メダマ-----良いから聞きなさい。
ボール君-----解ったよ。なんだい母さん？
メダマ-----息子よ。私はオマエの父さんなんだよ。
ボール君-----ノーォォォォォオオオオオ...！

一同-----...。

ザク弁護士兼猿蔵-----確かにスゴいことになりましたね。
ザクレロ団長-----それよりも、ボール君はショックでどっかに飛んで行ってしまったぞ。
目玉のおやじ-----また離ればなれになってしまった...。名探偵のズゴックさん。また息子を探してくれませんか？
名探偵ズゴック-----ええ、またですか？仕方ありませんね。
ボール（母）-----それよりも、どうしてコレまで離ればなれになっていたのかしら？
目玉のおやじ-----ちょっと複雑な事情があるのですが。最初はアイツもずっと私を父親だと思っていたんです。でもちょっとした出来心が悲劇を生むのですなあ。私が息子をからかおうと思って、自分が父親ではなくて母親だと言ったんです。そうしたら、さっきのようにショックで飛んでいってしまったのです。
一同-----...。

　おかしな展開に唖然とした感じになってきましたが、そこへ誰かがやって来て彼らの背後から声がしました。
「母さん...。レッシィさん...」

「ハッ...！」

っとしたところで次回に続きます。どうぞお楽しみに！

<!-- 次回で上手くまとまれば今回の寸劇コーナーはとりあえず終われるのですが、そうでない場合は開幕してからもやるのか？という惨劇です。-->