湖畔再び
大変な事が次々に起きているはずなのに全然緊張感のない寸劇コーナーですが、さらなる大変な事が起きたと言われてザクレロ団長達は再びあの湖畔にやって来たのでした。
ザクレロ団長-----あれ、また湖から胴体が出てるぞ。今度こそスターマンじゃないか?
コルタナ団員-----解析中...。違うと思うわ。それに写真が使い回しよ!
名探偵ズゴック-----いや、それは黙っていた方が...。とにかく、いくらスターマンといえどもこのままでは危険ですから、またみんなで引き上げましょう。
コルタナ団員-----だから、スターマンじゃない、って。
ザク弁護士兼猿蔵-----まあまあ。それじゃあ、あそこのボートを使ってスターマンを引き上げましょう。
コルタナ団員-----もうどうでもイイわ!それから、私は女の子だからここで見てるわね。
ザクレロ団長-----また都合良く女の子キャラか。しかし、前の時よりも人数が少ないから大変そうだな。あの二人は公園なんかに行かないでこっちにいた方が運動になったのにな。
名探偵ズゴック-----とにかく引き上げましょう。みんなでタイミングを合わせたら大丈夫ですよ。
ザク弁護士兼猿蔵-----それじゃ、いきますよ。せーの...!
コルタナ団員-----解析中...。やっぱりドロイラガド君だわ。...それから、もうスターマンネタには反応しないことにしたから、言っても無駄よ。
ザクレロ団長-----そうなのか。でもスターマンはなんでこんな所にいたんだ?
コルタナ団員-----...。
名探偵ズゴック-----恐らく彼には何か言いたいことがあるのでしょう。
コルタナ団員-----...。
ザク弁護士兼猿蔵-----ええと...。それで、どうしたら良いのかな?
名探偵ズゴック-----コルタナさんがまた翻訳してくれたら嬉しいのですが。
コルタナ団員-----誰の言葉を翻訳するのかしら?
ザクレロ団長-----もちろんスt...
名探偵ズゴック-----もちろん、ドロイラガド君です。
コルタナ団員-----それで良いのよ。まったく、団長って同じネタを何回もやったって面白くないの、気づいてないの?
ザクレロ団長-----あれ?なんか私が悪いことしてたか?なんとなく言えと言われているような雰囲気だったんだが。
ザク弁護士兼猿蔵-----そんなことより、コルタナさんの気が変わらないうちに翻訳してもらいましょう。
コルタナ団員-----いいわ。お話ししましょう。
ドロイラガド君-----ピーィィィィィ...。ゴゴゴゴ。プップップップ...。ピリィイィィィィ...。
ザク弁護士兼猿蔵-----なんだか昔のインターネットみたいな音ですな。
ザクレロ団長-----いや、あれはインターネットの音じゃなくてモデムが通信する音...って、これ前にも見たことあるんだが。
名探偵ズゴック-----あんまりうるさくすると翻訳してもらえませんよ。
ザクレロ団長-----ああ、そうだな。
コルタナ団員-----ゲームが好きなの?私もよ!
ドロイラガド君-----ビビビビビ。プリリリリリ...。
コルタナ団員-----解析中...。解ったわ!
名探偵ズゴック-----それで、なんて言っていたのですか?
コルタナ団員-----「偽ボール君が沈んでいる」って言っていたわ。
ザクレロ団長-----それだけ?!ゲームが好きとか、そういうのは何だったんだ?
コルタナ団員-----何か?
ザク弁護士兼猿蔵-----いや、もっと何か会話があったようだったのですが。
コルタナ団員-----あれは機械語を翻訳するプロセスの途中に登場する台詞よ!ドロイラガド君が言っていたのは「偽ボール君が沈んでいる」それだけよ。
ザク弁護士兼猿蔵-----そ、そうですか。
ザクレロ団長-----しかし、それってどういうことだ?
ザク弁護士兼猿蔵-----まさか、誰かに殺されてこの湖に沈められたのか?!
名探偵ズゴック-----待ってください。そう結論を出すのを急いではいけません。まずは沈んでいるボール君を引き上げないと。
ザクレロ団長-----とは言っても、今度は湖底に沈んでるし。これまでみたいにボートでは無理だぞ。誰がやるんだ?
コルタナ団員-----私は女の子だから無理よ。
ザク弁護士兼猿蔵-----それじゃあ、団長にやってもらいましょうか?
ザクレロ団長-----ええ?!なんでそうなるの?私よりも水が得意そうなズゴックさんがやるべきなんじゃないか?
名探偵ズゴック-----いや。ここでの私の役割は推理して事件を解決する事ですから。
コルタナ団員-----それじゃあ、決まりね。こういうことは普通団長がやるものよ。
ザクレロ団長-----普通って、そんなの聞いたことないし。
ザク弁護士兼猿蔵-----頼みますよ。私、実を言うと泳げないんです。
ザクレロ団長-----ええぇ...。これ、もしも潜っていって私に何かあったらそれこそ大事件だぞ。このコーナーは私がいないと始まらないんだぞ。
コルタナ団員-----それなら心配ないわ。応援なら私たちが引き継ぐわ。団長は心おきなく潜っていって大丈夫よ!
ザクレロ団長-----なんか納得いかないんだが...。まあ、仕方ないか。
ボール(母)-----お待ちなさい! その必要はありません。
ザク弁護士兼猿蔵-----あっ、ボール君のお母さん。
名探偵ズゴック-----あなた、自分の息子さんが湖底に沈んでいるというのに、どうして?
ボール(母)-----彼は私の息子ではないのです。
一同-----ええっ?!
ジム団員-----おーい!
ザクレロ団長-----あれ?こんどはジム団員が来たぞ。
ジム団員-----こんな所にいたんすか。やっと見つけましたよ。それよりも大変な事が起きてるんすよ。
ザクレロ団長-----いや、こっちも大変な事になってるんだが。
ジム団員-----そんなことよりも多分こっちの方が大変な事だと思いますよ。
名探偵ズゴック-----それならジムさんの話から先に聞きましょうか。良いですかボールさん。
ボール(母)-----納得いきませんが、ここで私の衝撃的な発言があっても効果が薄れるから良いでしょう。
名探偵ズゴック-----それじゃあ、ジムさんから。一体何が起きたんですか?
ジム団員-----本物のボール君を見つけたんです。あのボール君はやっぱりボール君じゃなかったんですよ!
一同-----ええっ?!
ということで、盛り上がって来たような気もする寸劇コーナー。次回は母と子の感動の再会があるのか。そして、おぞましい事件らしきものはどんな結末を迎えるのか。
どうぞお楽しみに!
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