大団体
日付が変わって今日になってしまいましたが、なんとか開幕戦に間に合いそうなナントカ応援団の寸劇コーナー。なんでこんなコーナーをやっているのか?という感じでもあるのですが、最後まで読むと理由が解るような、解らないような。
とにかく、前回のハッとなった気になるエンディングの続きから。
レッシィ団員-----やっぱり戻ってきてくれたのですね。ボールさん!
硬式ボール-----レッシィさん!ボクは...。ボクはなんと言ってお詫びをしたらいいのか...、ウゥ...。
ボール(母)-----良いのよボールちゃん。これで全てが解決するのですよ。
硬式ボール-----しかし。ボクがあんなところで迷子になんてならなければ、こんなに話がややこしくなることもなかったのに。
レッシィ団員-----違うわボールさん。あなたがいなかったから、私たちはけっこう楽しめたのよ。
硬式ボール-----レッシィさん。よく解りませんが、あなたはなんて優しい人なんだ。
ザクレロ団長-----なんだか知らないが、勝手にボールさんの息子は戻ってこられたようだな。
ジム団員-----そうっすね。一体ボクらって何やってたんすかね?
旧ザク団員-----ドロイラガド君を引き上げたり、キャッチボールしたり、そんな感じだな。
コルタナ団員-----解析中...。それよりも、恐ろしい事って何か起きたのかしら?
ザクレロ団長-----そうだな。名探偵のズゴックさんとかザク弁護士兼猿蔵さんが何か恐ろしい事が起きるとか言ってたから期待したんだが。
ザク弁護士兼猿蔵-----いやあ。でもWebカメラが私たちに復讐しようとしていたのを阻止することが出来たのも、我々が...
コルタナ団員-----解析中...。それに関しては私たちは何もしていないわ。
ザク弁護士兼猿蔵-----そ、そのようですが。
名探偵ズゴック-----しかし、私には何か腑に落ちないところがあるのです。
ジム団員-----また恐ろしい事が起きそうな予感なんですか?
名探偵ズゴック-----いや、明確には解らないのですが。何かが心の奥に引っかかるような。
旧ザク団員-----それよりも、向こうでは感動の再会シーンが続いているぞ。
硬式ボール-----...そうなんですか。レッシィさんが、こんな私のことをずっと待っていてくれたなんて。
レッシィ団員-----だって、あなたは約束してくれたじゃないですか。
硬式ボール-----レッシィさん。あなたはあの時の事をまだ覚えてくれていたのですか。
レッシィ団員-----もちろんです。
ボール(母)-----レッシィさん。それじゃあ、あなたは私の息子のところへ来てくれるの...
再会シーンが盛り上がって来たところですが、そこへ初めて見る人がやって来ました。
「ああ、兄さん!こんな所にいたんですか」
ジム団員-----(あぁヤバい...)
ザクレロ団長-----だれだ?あれってジム団員に似てるな。
ジム団員-----お前、何しに来たんだよ。来るなって言ってただろ。
旧ザク団員-----誰なんだ、あの人は?
ジム団員-----あの...。ボクの弟っす。
レッシィ団員-----(やだ...!ちょっとタイプなんだけど!)
ジムⅡ-----兄さん、またバイト、サボったでしょ。電話かかってきてボクが謝ったんですよ。
ジム団員-----あのバイトはもうやめるから良いんだよ。代わりにお前が行ってくれたら良かったのに。
ジムⅡ-----何言ってるんですか。ボクはいま論文が大変なんですから。
レッシィ団員-----へえ。ジム団員の弟さんって学生なんだ。何学部なの?何学科なの?ねえ、ねえ。彼女とかいるわけ?ねえ?
ジムⅡ-----いや、あの...。工学部でコンピュータとか、いろいろと...。
レッシィ団員-----すごぉい!それってITなの?クラウドなの?ビッグデータ?
ジムⅡ-----いやぁ...。
ボール(母)-----ちょっと、レッシィさん。息子との話の続きは...?
レッシィ団員-----えっ?なんのことでしたっけ?...ああ、あれなら白紙に戻されました。なんて言うか結婚とかって、まだ早いかなって。それにもっといろんなことを見て聞いて学んでみたいですからね。コンピュータとか。
コルタナ団員-----解析中...。女の子に約束しちゃダメ、ってことのようね。
ザクレロ団長-----それって、意味がちょっと違っちゃってるがな。でも、この感じじゃジム団員がちょと可哀想なんだが。...まあ良いか。
レッシィ団員-----ねえねえ、弟さんは野球とか応援とか興味ないの?ねえ?
ジムⅡ-----私は研究とか忙しいですから。スポーツも嫌いではないですけど。応援は兄にやってもらえば良いですし。
レッシィ団員-----えー。つまんないの。
ザク弁護士兼猿蔵-----これが恐ろしい事ってやつですか?
名探偵ズゴック-----いや、そういうことではなかったのですが。
旧ザク団員-----恐ろしいと言えば恐ろしいがな。
おかしな展開になっているところへ、さらに見たことがない人がやって来ました。
「おう、やっているな。俗物ども」
ザクレロ団長-----アッ、ヤバい...。
ジム団員-----誰っすか?あれ。
「おい、俗物!お前達が応援とやらをやっていると聞いて助けに来てやったぞ。手を組まぬか?シャア」
コルタナ団員-----シャア、って誰かしら?
ザクレロ団長-----いや、あの。これは私の遠い親戚みたいな人なんだが。キュベレイさん。傲慢な女王様キャラの。
キュベレイさん-----ずいぶんな紹介の仕方じゃないか、俗物。こうして手助けに来たというのに、感謝の言葉もないのか?
ザクレロ団長-----そんなこと言っても、大体あんた野球とか好きじゃないって言ってたし。
キュベレイさん-----気が変わったのだ。団員募集の張り紙に心を動かされてしまってな。
ザクレロ団長-----団員募集?そんなのした覚えないが。
レッシィ団員-----あっ、それなら私がやりました。団員は多い方が良いと思って。オフィシャルリポーターの権限で募集してみたのですが。
ザクレロ団長-----そんな権限があるの?!
キュベレイさん-----それみろ。今から私の事はキュベレイ団員と呼ぶように。解ったな、俗物ども!...ん?!そこのイケメン。
ジムⅡ-----え?!私ですか?
キュベレイ団員-----お前はまだ団員ではないようだな。
ジムⅡ-----いや、ボクはそういうの苦手なんで...
キュベレイ団員-----よし、ならばお前も今日から団員だ。
ジムⅡ-----ええ?!
レッシィ団員-----そうよ、それが良いわよ。カッコイイ人がいた方が女子団員達もやる気が出るもんねぇ。
キュベレイ団員-----決まりのようだな。
ジムⅡ団員-----そんな、強引な...。
(他の男子団員達は「それはそれで失礼なんじゃないか?」とレッシィ団員に対して思っていた。)
ザクレロ団長-----しかし、あんまり団員が増えてもなあ。しかも基本的にシーズン中は私一人で頑張っているんだが。
キュベレイ団員-----それなら私に良い考えがあるのだ。その前に人数が多すぎて誰が誰だか解らなくなってくるからメンバー表を作成しようと思うのだが。
コルタナ団員-----解析中...。それは良い考えだわ。人が多すぎるから、ここで顔と名前と設定を決め直す必要があるものね。
ザクレロ団長-----それは言えてるな。
キュベレイ団員-----それなら決まりだな。それではまず写真撮影からだ。私の知っている写真館があるからそこへ行こうではないか。
ジム団員-----あそこにあるカメラじゃダメなんすか?
キュベレイ団員-----あんなもので私を撮影させようと言うのか?
ジム団員-----いや...。
キュベレイ団員-----病院坂の途中に写真館がある。そこで撮影の準備が整っているはずだ。それでは行くぞ。俗物ども。
ザクレロ団長-----あの、そういう指示はやっぱり団長である私が出さないといけないと思うんだが。
キュベレイ団員-----おお、そうか。それなら指示を出すが良い。俗物。
ザクレロ団長-----なんだかなあ。それじゃあ、みんな行くよ。
一同、病院坂という場所へ移動するようです。
名探偵ズゴック-----なんだか私はさらにイヤな予感がするのですが。
旧ザク団員-----なにがだ?
名探偵ズゴック-----病院坂という名前にです。また何か大変な事が起きるような。
ザク弁護士兼猿蔵-----起きるとしたら夏ぐらいですかね。
キュベレイ団員-----ところで、その応援というのはどこでするのだ?
ジム団員-----え?!知らないんすか?まあ、試合にもよりますけど、基本的に横浜ですよ。
キュベレイ団員-----そうなのか。横浜と言えば、アングリー・ダッチューノというジャズバンドの演奏の聴けるジャズバーがあったな。
ジム団員-----アングリー・ダッチューノっすか?
キュベレイ団員-----そうだ。良いトランペット奏者がいてな...。
ということで、時間をかけてやって来た2013年開幕前の寸劇コーナーですけど。最終的には新メンバー増やす口実だったのか?という気も。
なぜかコレまでの寸劇コーナーよりも長くなったのですが、それは小分けにしたのが原因だったと思われます。小分けにするとその都度大まかなストーリーの流れとは関係のない小ネタが挟まれてしまうので、全体的に長くなってしまうのです。これは次回からはなんとかしないといけない部分ですが。
そして、写真館へ移動する団員達の会話から、背筋にどす黒いものを感じざるを得ない内容が聞かれたのですが。この寸劇コーナーはまた次のステージへ進みそうです。
さらに、キュベレイ団員が言っていたように今年からは新方式が採用されるというザクレロ団長の応援コーナー。新方式といっても読んでいる人には特に変わるところはないかも知れませんが。乞うご期待、ということで。
<!-- 長々スイマセンでした。そして、もしかすると次回はもっと長い寸劇コーナーかも知れません。(というか、背景が背景でなくなっているとか。)-->
それでは開幕戦までワクワクして待ちましょう。
<!-- タイトルは大団円とかけているという補足。-->
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