近いようで未開の地・聖地巡礼にのびる魔の手#2
無事聖地巡礼を終え、さらにエムゾネスの待ちぶせ攻撃を見事にかわしたナンデ君とイラガマンであったが、彼らにはもう一つの目的があったのだ。そして、その途中に思わぬ発見が。
ナンデ君-----あっ、ちょっとあれ見てよ。
イラガマン-----おお!あれは七福神好きのボクらにはたまらないものが出てきたね。
ナンデ君-----しかも吉祥天入りの七福神で吉祥天。思わぬ収穫だね。
イラガマン-----といっても、今から七福神巡ってる場合じゃないから、次の目的地に急ぐよ。
ナンデ君-----ちょっと、その前に怪しい物を見つけた気がするんだけど。
イラガマン-----うーん。どうも魔神が出そうな雰囲気だ。
ナンデ君-----鬼に神じゃ怪しよね。ちょっと奥まで行ってみよう。
イラガマン-----そうしよう。
<!-- ちなみに:鬼子母神は魔神じゃない!-->
イラガマン-----奥まで来たら大黒天発見。
ナンデ君-----でも、もうお休みって感じでだね。それよりも魔神ハムがいるかも知れないんだから油断は大敵だよ。
イラガマン-----そうだった。
ナンデ君-----うーん、この鳥居。
イラガマン-----夕暮れ時の鳥居にはなんとも言えない魔神感があるよね。
ナンデ君-----あっ!危ない!
イラガマン-----なんだ、脅かすなよ。フクロウじゃないか。
ナンデ君-----なんだ、フクロウか。でもだんだん魔神の予感がしてきたよ。
イラガマン-----これは見事な木だなあ。
ナンデ君-----そうだねえ。
イラガマン-----こんな魔神が出てきたらボクら太刀打ち出来ないね。
ナンデ君-----そうだねえ。
イラガマン-----だけど、強そうなのに女子っぽいバイバイだね。
ナンデ君-----そうだ...って、それはどういう意味?
イラガマン-----あの右手の位置がね。ああいうふうにしてちっちゃく手を振る女子っているでしょ。
ナンデ君-----ああ、そういうことか。
イラガマン-----バイドゥ?
ナンデ君-----違うと思うよ。そんなことより、全然魔神が出てこなかったよ。
イラガマン-----そうだねえ。出そうなときほど出ない。それが魔神ってやつなんじゃないか。
ナンデ君-----よくわかんないけどね。
ナンデ君-----ここはまだ散歩道の途中みたいだけど、この先に進むと目的が達成できないね。
イラガマン-----じゃあ、そろそろ戻るか。
<!-- *イラガウーマンがプライバシーを守っています。-->
ナンデ君-----戻ってきたら早速遭遇だよ。
イラガマン-----なんていうか、思っていたよりも小さいねえ。
ナンデ君-----でも思ったとおりの「なんで?」って感じが良いよね。
イラガマン-----そして、長いこと東京に住んでいながら見るのは初めてだったりするしね。
ナンデ君-----身近なところに面白いものは沢山あるんだね。
<!-- *イラガウーマンがプライバシーを守っています。-->
イラガマン-----そして、短い距離だけど最終目的地の大塚駅前。
ナンデ君-----ホームがあるのに改札がない、っていうのも変な感じで良かったね。
イラガマン-----それからミョーなゆっくり感もあったり。路線バスとはまた違う生活感だったよ。
魔神は出てこなかったが無事に聖地巡礼とちょっとした観光を終えたナンデ君とイラガマン。彼らは自分の住んでいる場所の近くにまだまだ沢山の名所があることに気づき、新たな闘志をみなぎらせるのであった。
ナンデ君とイラガマンの戦いは続く!頑張れナンデ君!負けるなイラガマン!
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