病院坂のナントカ応援団・序盤その3
寸劇コーナー「病院坂のナントカ応援団・序盤」もその3となりました。
その2では怪しすぎたコルタナ団員がいつもの怪しさに戻ったり、今年のナントカ応援団の応援方式が変わるというお知らせがあったり。一応何かは起きているのですが、そろそろ一つ大きな何かが起きないと盛り上がらない。果たしてそうなるのかどうかは解りませんが、序盤の最終話でもあるその3のはじまり、はじまり。
主人-----ハイ、チーズ!(バシャッ!)...これで全員分終わりましたね。お疲れ様でした。
ザクレロ団長-----やっぱり9人もいると大変だなぁ。
主人-----ところで探偵さん。例の件については...?
ザクレロ団長-----だから探偵は私じゃないんだが。でも撮影代サービスなら断る理由はないですからね。
名探偵ズゴック-----それで、調べて欲しいこととは?
主人-----えーと。こちらはどなたで?
名探偵ズゴック-----探偵のズゴックです。
主人-----あぁ、この方も探偵さんですか。ずいぶんと探偵が多いんですね。
キュベレイ団員-----そうじゃなくて、ズゴックだけが探偵だ。とにかくその怪しいという空き家に行ってみようではないか。大体何が怪しいという話だったかも解らないんだがな。
ザクレロ団長-----昨日の話によると、そこで結婚写真を撮ってくれって頼まれたんでしょう?それを頼んだ人がその近所に住んでる家の息子に似てるとか似てないとか、そんな事だったはずだけど。
主人-----とにかく怪しいことだらけですから、みなさんで一緒に行って確かめて欲しいのです。
名探偵ズゴック-----何が怪しいのか全然わからない、というところからしてかなり怪しい話ですね。とにかく行ってみましょう。
キュベレイ団員-----なかなか良い家だな。空き家にしておくのはもったいない。
主人-----そうなんですが、色々とありましてね。今では誰も住まなくなったのです。
名探偵ズゴック-----色々あって誰もいない、って。どうにも不吉な感じですが。
ザクレロ団長-----なんか、暗くて薄気味悪いな。もっと明るい時間に来たら良かったのにな。
<!-- 素材の都合上画像では明るい時間に見えますが、もうすぐ夜という薄暗い時間なのです。誰がなんと言おうと!-->
キュベレイ団員-----本当にこんなところで結婚写真なんて撮るのか?
主人-----いや、それがまず怪しいところでもあるのですよ。...ああ、この部屋です。ここに依頼主がいるはずなんですが...。おかしいですね。中には誰もいないようです。
キュベレイ団員-----開けてみてはどうだ?
名探偵ズゴック-----き、気をつけてください。何かの罠かも知れませんよ。
ザクレロ団長-----何か、って何の?
名探偵ズゴック-----それは解りません。まあ、あるとしたらこの話自体が我々をおびき出すための罠とか。大体何がどう怪しいのか全然解ってないですからね。とにかく慎重になるに越したことはないですよ。薄暗くて何かが起きそうなムードは出てますからね。
主人-----それじゃあ、開けてみますね。
(ギイイイィィィィィ...)
ザクレロ団長-----真っ暗だなあ...。
名探偵ズゴック-----私の懐中電灯を使いましょう。
キュベレイ団員-----なんだ、誰もいないじゃないか。
名探偵ズゴック-----おや、天井のところになにか...。
一同-----ギャァァアアア!
ザクレロ団長-----す、スターマンの尻尾だ...!
キュベレイ団員-----待て!そこにいるのは誰だ?
キュベレイ団員-----犯人だ!捕まえろ!
一同-----ウワァァアア!
@一時間後...
可愛いジム-----着きましたよ、みなさん。こちらです。
名探偵ズゴック-----ああ、みなさん来てくれましたか。刑事さん、大変なことになりましたよ。
ザク刑事-----ああ、やっぱり私は刑事になったんですね。それで何が起きたんですか?
名探偵ズゴック-----なんと言いましょうか、何が起きているのか良く解らないのですが...。とにかくスターマンの生シッポが天井からぶら下がっていたのです。
ザク刑事-----なんですと!?...というか、それってどういうことなんですか?
名探偵ズゴック-----さあ...。でも容疑者を確保してありますから、そのうち何か解るでしょう。
ザク刑事-----そうですか。
ジム団員-----それよりも、ボクらってここに来る必要があったんすか?
ザクレロ団長-----まあ、ないといえばないんだが。でもみんなでやらないとね、こういう事は。
コルタナ団員-----解析中...。なんだかよく解らないわ。
名探偵ズゴック-----ああ、コルタナさんにはちゃんと役目がありますよ。実はその容疑者というのが、例のドロイラガド君だったんですよ。
レッシィ団員-----まあ?!
コルタナ団員-----解析中...。解ったわ。それじゃあ私に機械語の翻訳をしてもらいたいのね。
名探偵ズゴック-----そういうことです。それでは取り調べをしてくるので、関係者以外はこちらで待っていてください。
ジム団員-----やっぱりボクら来ても意味ないじゃないっすか。
旧ザク団員-----でも、どうせ暇だったんだろ。イイじゃないか。
ジム団員-----まあ、そうっすけど。
キュベレイ団員-----やっと来たな。それでは早速取り調べを始めるぞ。...おい、ドロイラガド!お前がやったんだろ?白状するがいい!
名探偵ズゴック-----ちょ、ちょっと待って下さい。いきなりそんなことを聞いても埒が明きませんよ。その前に罪状もイマイチわからないのに。
キュベレイ団員-----そんなものは誰にでも解るだろう。こいつがスターマンを殺害して、その生シッポを天井にぶら下げたに違いないのだ。
コルタナ団員-----解析中...。どうやらそれは違うようよ。少なくともドロイラガド君の目がそう訴えているわ。
ザク刑事-----それじゃあ、詳しいことを聞いてもらえませんかね。何が起きて、どこが事件なのか全く解りませんしね。
コルタナ団員-----解ったわ。それじゃあ、お話しましょう。お話中...。
ドロイラガド君-----ピーィィィイイ、ゴゴゴ、ビビビビッ、ガッガッ...プルルルル...。
コルタナ団員-----ゲームが好きなの?私もよ。
ドロイラガド君-----ピリィリリリ...。ビビビビビッ...。
コルタナ団員-----翻訳中...。解ったわ。
ザクレロ団長-----それで何て言ってたんだ?
コルタナ団員-----あのスターマンの尻尾はスターマンの尻尾ではない。そう言っているわ。
ザク刑事-----それは謎めいていますな。それじゃあ、あの尻尾は何なんだ?
コルタナ団員-----解析中...。アレは大量生産されているものだから、本物ではないようよ。
キュベレイ団員-----ほほう...。よし、解ったぞ。やはり犯人はお前だな、ドロイラガド。
ザク刑事-----でも、どうして?
キュベレイ団員-----こんな簡単な事も解らないのか?ドロイラガド君がここにいたこと。そして、ドロイラガド君がスターマンに似ていることを考えたらすぐに解るだろう。ドロイラガド君はスターマンから尻尾を切り取って自分に付けようとしたのだよ。そして、スターマンとすり替わって人気者になろうとしたのだ。
名探偵ズゴック-----それじゃあ、なんで天井にぶら下げたりしたのでしょうか?
キュベレイ団員-----それは、アレだ。我々の捜査を混乱させるためだ。そうだろう?ドロイラガド!
ドロイラガド君-----...。
コルタナ団員-----解析中...。それよりも、なんでキュベレイ団員が刑事になっているの?
一同-----うーむ...?
こちらは関係者以外の人達のいる部屋。
可愛いジム-----あの、お取り込み中のところすいませんが、ボール家の奥様がやって来ました。
主人-----ああ、奥様。ご無沙汰しております。
ボール(母)-----お久しぶりだこと。写真屋さん。ところで、どうしてあなた方がここへ?空き家といっても、ここは私どもの家です。勝手に入り込むことは許されませんよ。
主人-----いや、それはですねえ。お宅のお坊ちゃまが、ここで写真を撮って欲しいと申されたもので...。
ボール(母)-----ウチのボールちゃんが?!そんなことはあり得ませんよ。
主人-----いや、しかしアレは確かにお宅のお坊ちゃまでしたが...。
ジム団員-----なんかワケが解らなくなって来たっすね。
ザクレロ団長-----どうやらこれは一回では理解できない複雑なミステリーになっているようだな。
ジム団員-----何回も読むのって面倒っすよ。
ザクレロ団長-----キミは好きにしたらいいがな。
ボール(母)-----だってウチのボールちゃん、昨日まで泊まりで野球の自主トレだったのよ。電話で連絡があって、オタクの息子さんがどうのとか、変なことを言うんですもの。ですから、実際に本人に会ってもらうのが一番だと思って、ボールちゃんにココに来るように言ってありますのよ。もうそろそろ着く頃だと思いますけど。...ほら、ちょうどいいタイミングでやって来ましたよ。
ボール君-----母さん...。
一同-----???
旧ザク団員-----彼はボール(母)の息子ではなくて、別のボール君だったのではなかったですか?
ジム団員-----そうっすよね。前にみんなでお母さんを探してあげたけど、結局ボールのお母さんはお母さんじゃなくて、違う人がお母さんだったけど、実はお父さんだったりして。何なんすか、これ?!
ザクレロ団長-----キミの言ってることも良く解らんが、それは前回の寸劇コーナーを参照してもらうとして、なんだか今回は意味がわからんな...。
一方その頃...。
レッシィ団員-----ねえ、ねえ。ジムⅡ君。せっかく二人っきりになれたんだから、そんなこと後回しにしてさあ。
ジムⅡ団員-----いや、あの...。それよりも大変なことが起きているようなんです。コルタナ団員が感染していたウイルスですが、どうもおかしな点が...。
レッシィ団員-----でもコルタナ団員は元に戻ったんだから、もう関係ないでしょ?
ジムⅡ団員-----あっ、これは?!
レッシィ団員-----どうしたの?
ジムⅡ団員-----なんだか恐ろしいことが起きるような気がしてきました...。
レッシィ団員-----ええ?!
ということで、盛り上がってきたのか?というところで終わってしまう寸劇コーナーの序盤なのですが。続きはオールスター休みなのか、或いは秋なのか。続きが気になって仕方がない!という方は我々と一緒に応援しましょう。
応援すれば続きが公開されるとは限りませんけど、沢山応援があれば勝ちも増えるかも知れませんし。勝って私の気分が良ければ色々とやる気が出てくるに違いないので、風が吹けばナントカみたいなことで言うと、みんなが応援すると続きが早く読めるかも知れないのです。
<!-- 別に読みたくない、というのはナシですよ。-->
ということでRestHouseナントカ応援団、今年も応援するのでよろしくお願いします。
ずっと書き忘れてましたが、ナントカ応援団が主に応援しているのは横浜DeNAベイスターズですよ。まあ、それは知ってますよね。
<!-- というか、寸劇コーナー内では撮影完了ということになっている今年の応援用写真をまだ撮ってないとか、順番も決めないといけないとか、色々タイヘン。-->
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