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不完全音程

[ 楽器の王様「ピアノ」を完璧に調律することが実は理論的に不可能なわけとは - GIGAZINE ]

私は一応というか自称音楽家ですので、このことは知っていたのですが。

でもこの事実を初めて知った時には結構衝撃でした。

裏技的な転調が好きな私なのですが、この理屈で考えると、そういう曲はもしかすると人間的でないというか、自然に反しているのか?とか、そんな事を考えたりして。

でも今の音楽は基本的に平均律で作られているので、基本的に自然に反しているのですけど。

ただ昔は和音の響きを重視していたのか、完璧にハモる音階でピアノを調律していたらしいですけど。(純正律というやつ。)

その場合は決まった調以外で演奏すると地獄のハーモニーになってしまうので、曲ごとに調律をし直さないといけないとか。

クラシックの曲に「なんとか長調」とか「なんとか短調」とか付いているのは、そのためとかいう話も。(ついでに書いとくとクラシックの「なんとか形式」で転調するキーが決まっているのもその調律でちゃんと聴ける調だから、という話とかも。)

なんというか、大昔はこの音とこの音を一緒に出すと綺麗な音で気持ちが良いとか、そんなことだったのだと思いますけど、そういうことを理論的になんとかしようとしたら、いつの間にかそれほど気持よくない音が普通の和音になっている、とかは変な話かも知れません。

でもそうしないと、音楽はスゴくカオスなことになっていたかも知れませんけど。

そんな感じなので、今の音楽は基本的に雑音といっても過言ではないのですけど。とはいっても私もそこまでの違いは解らないですし、普通に聴きますが。でも音楽に疲れた時には、ヘッドフォンで音楽を聴くのをやめて街の雑音を聴いてみると、意外と自然な倍音に溢れていて癒やされたりするかもよ、とか。

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