悪魔のボール君唄・大団体(抽選付き!)
タイトルが一緒なので第二話の続きに違いないのですが、大団体というのは大団円の間違いではない、というのはいつものことで、抽選付き!というのは何なのか?良く解りませんが、多分盛り上がってきている名作シリーズ「悪魔のボール君唄」最終章です。
キュベレイ団員-----おい、一体なにがあったんだ?
レッシィ団員-----これ見て下さいよ。
キュベレイ団員-----スターマンの頭か?
コルタナ団員-----スターマンじゃなくて、イラガマン・ペイントのドロイド君、ドロイラガド君の頭よ。
ザク巡査-----なんでこんな所に?
リックディアス刑事-----名探偵さんが何かに気づいたみたいで。それで沼をさらってみたらやはり頭が見つかったんですよ。
ザクレロ団長-----みんないなかったし、大変な作業だったんだがな。
ドロイラガド君-----(ピー...ガガガ...ガガガガ...、ピー!)
ザク巡査-----あっ、なにか音がしましたよ。
ジム団員-----頭だけでも動くんすね。
コルタナ団員-----解析中...。きっとご都合主義だわ。とにかく私が翻訳してみるわね。お話しましょう。
ドロイラガド君-----(ピー、ピー、ガガ、ガガガ...)
コルタナ団員-----ゲームが好きなの?私もよ。
ザクレロ団長-----またこれだな。
キュベレイ団員-----まあ、良いから黙って聞こうじゃないか。
ドロイラガド君-----(ビービー。ガガ。ビッ!ビッ!ビッ!ゴゴゴ...)
レッシィ団員-----なんか今回は ATM みたいな音ね。
ジムⅡ団員-----前はダイヤルアップのモデムみたいでしたけど。本体がないからですかね。
ドロイラガド君-----(ピーピー。ガリガリガリガリ...!)
コルタナ団員-----解析中...。解ったわ!
キュベレイ団員-----なんて言ってたんだ?
コルタナ団員-----「38年前、偽缶詰の犯人を追っていたところ、犯人に頭を外されてこの沼に捨てられた」って。
ザク巡査-----結構長く話してたんですが、それだけですか?
リックディアス刑事-----いや、それだけでも重大なことですよ。あの事件が根底から覆されることになる。
ボール君の母-----まさか、そんな...!
ザクレロ団長-----あれ?!ボール君のお母さん。いつの間に?
ボール君の母-----実を言うと、そこの森のなかに身を潜めているのですが、顔が出たという声を聞いて、いてもたってもいられなくなりまして。
リックディアス刑事-----ボール君のお母さん。名探偵ズゴックによると、あなたも今回の事件に関わってるということなんですが...。
ボール君の母-----そうですか。真実というものはいつか暴かれるものですね。でもあの時、あの場所にいたのがハムスターではなくてドロイラガドさんだと解ったら、もう何も隠すことはなくなりました。全員そろったら全て話しましょう。
ジム団員-----全員って誰っすか?
ボール君の母-----それは名探偵さんが知っているでしょう。
レッシィ団員-----なんかよく解かんないけど、盛り上がってきたのかなあ?
ザクレロ団長-----うーん...。どうだかなあ。
名探偵ズゴック-----どうも、遅くなってすいません。みなさんおそろいですね。それではまず、どうしてボール君のお母さんがボールカメラ君と硬式ボール君を高いところに引っ掛けたのかを話してもらいましょう。
キュベレイ団員-----なに?!ボール君のお母さんが犯人だったのか?
ボール君の母-----はい。全ては私の浅はかな考えが招いた悲劇。私はあの38年前の「顔無しハムスター事件」を利用して、いつでもハマスタの良い席に座れるようにと企んだのです。今年のマリンくん復活のニュースを見て私はすぐに38年前のあの事件を思い出しました。そして犯人のマリンくんを脅迫していつでも好きな時に良い席のチケットを貰えるようにしようと思ったのです。ところがマリンくんはあの事件が完全に忘れられていると思っていたようで、私の脅迫には応じませんでした。そこで、私は更なる手段に出たのですが、まさかあの顔無しハムスターがドロイラガド君だったとは...。
名探偵ズゴック-----そうなのです。いつもスターマンと間違えられているドロイラガド君ですから、あの事件の時もそうだったに違いないのです。誰もがあの場所に倒れていたのがハムスターだと思っていた。そしてボール君のお母さんは、真相を知っているということのメッセージとしてハムスターの血縁者であるボール君達を次々に高い所に引っ掛けていった。
リックディアス刑事-----じゃあ、やっぱりあの時の犯人はマリンくんだったのですか?
名探偵ズゴック-----いや、そこにも大きな誤解がありました。私は横浜に行ってマリンくんのことを徹底的に調べてみたのですが、マリンくんがこの街に住んでいた事実はありませんでした。
ボール君の母-----そんな?!...そんなはずはありません。あれは確かにマリンくんでした。
名探偵ズゴック-----しかし、まだデビューする前の顔も知られていないマスコットです。マリンくんになりすますことも簡単だったに違いありません。実はこんな写真を手に入れたのですが。
名探偵ズゴック-----この写真では帽子はかぶっていませんが、帽子をかぶっていると仮定して見てください。
リックディアス刑事-----やや?!これはマリンくん!
ジム団員-----(全然似てなくないっすか?)
ザクレロ団長-----(まあ、ここは黙って見てれば良いんだし。)
名探偵ズゴック-----そうです。偽のマリンくんが偽のパッ缶を配っていたのです。その後に何を企んでいたのか知りませんが、途中で秘密を知られてしまった。
ボール君の母-----でもどうして、あの場所にドロイラガドさんが?私はハムスターが偽のパッ缶に気づいて偽マリンくんのところへ向かっていくのを見ていたんですよ。
名探偵ズゴック-----その時にもう一人、偽マリンくんの秘密を知った人がいたんです。それが某企業から依頼されて偽のパッ缶について調べていたドロイラガド君です。ドロイラガド君のことは当時のパッ缶業者の関係者から聞いて知りました。彼の存在によってボール君のお母さんの計画は大きく狂ってしまったのです。偶然にも二人は偽マリンくんの家の近くで出会って、そこでドロイラガド君に説得されたハムスター...。いや、ハムスターと思われていた人物はその場を去ったのです。そして、偽マリンくんの家に行って彼を問い詰めたドロイラガド君でしたが、油断したスキに顔を取られて、沼に捨てられてしまったのでしょう。
ザク巡査-----ちょっと、待ってください。さっきハムスターじゃなくて、ハムスターと思われていた、とか言ってましたが。
名探偵ズゴック-----そうなのです。それはこの事件をさらに難解にしていたのです。ちょっとボール君達。この写真を見て何か感じますか?
ボールカメラ君-----ハッ?!
硬式ボール君-----お父さん!
キュベレイ団員-----やっぱりお前たちの父親はハムスターなのか?
ボールカメラ君-----そうに違いありません。遠い昔の記憶が蘇りました。
名探偵ズゴック-----硬式ボール君はどうですか?
硬式ボール君-----これは私の父親です。
名探偵ズゴック-----そしてボール君のお母さん。これはあの時のハムスターでしょうか?
ボール君の母-----はい。間違いありません。
名探偵ズゴック-----そうですか。でもよく見てください。その写真に写っているのは、本当にハムスターでしょうか?
コルタナ団員-----解析中...。これはハムスターじゃなくてリスよ!
一同-----エェェ?!
リックディアス刑事-----そ、それじゃあ、初めからマリンくんもハムスターもいなかったってことか?!
名探偵ズゴック-----そういうことになります。
レッシィ団員-----じゃあ、結局38年前の事件ってなんだったんですか?
名探偵ズゴック-----恐らく、横浜スタジアムにプロ野球チームがやって来る事に盛り上がった人物の壮大な勘違いだったのだと思います。盛り上がっていたところへ偶然にも偽マリンくんがやって来た。そうじゃありませんか?
ボール君の母-----そこまで知っているのなら仕方ありませんね。そのとおり。私はリスを説得しハムスターのフリをさせて球団のマスコットにしようとしていたのです。そこへ邪魔者がやって来た。でもあのマリンくんまでも偽物だったとは。
ザク巡査-----悪いことは出来ない、ってことですかねえ。
ザクレロ団長-----じゃあ、リスはどうなったんだ?
名探偵ズゴック-----どうやら、元々ボール君のお母さんから逃げ出したかったようで。ハムスターじゃないし飼われるのは苦手なのかも知れませんが。事件のあとで自分が殺されているというニュースを知って、そのまま家には帰らずに逃亡しました。今は鎌倉とか葉山の辺りで繁殖しているみたいです。
キュベレイ団員-----うーむ。これだけ説明されても全くワケが解らない話だな。
名探偵ズゴック-----でも私は、最初にボール君のお母さんに出会った時から、いつもより歳を取っている設定になっているので、何かあると睨んでいました。ボール君のお母さん。あなたは良い席のチケットを手に入れるためには手段を選ばない恐ろしい人ですね。
ボール君の母-----そんなことを言われる筋合いはないね。大体何年か前の話でレッシィ団員がうちの息子のボールと結婚しなかったのがいけないのよ。
ザクレロ団長-----そういえば、そんな話もあったな。
ボール君の母-----こうなったら、ジムⅡ団員を私の養子にするから、レッシィ団員は私の息子のジムⅡ団員と結婚しなさい。そうすればあの時の遺言状のどおりシーズンシートは私のものだよ。
レッシィ団員-----(えっ?それってなんか、好都合!)
ジムⅡ団員-----えぇ?!そんな滅茶苦茶な...。
ボール君の母-----どうするんだい。レッシィ団員。
レッシィ団員-----うーん...。でもお断りです!そんなの愛じゃありませんから。私はちゃんとまちぶせしてジムⅡ君を振り向かせてみせますから!
ボール君の母-----そう。なら仕方ないわね。またどこかで難事件が起きても知らないからね。さらばだ!
リックディアス刑事-----あぁ、ちょっと...。と、思ったが、これってボール君のお母さんは何かの罪になるのか?
名探偵ズゴック-----さあ...。間違ってマリンくんを恐喝したことについては、それが間違いだって私から伝えてありますし。向こうでは特に問題ないってことですから。でも、とりあえず謎は解決したような感じになっていますから、これで良いんじゃないですか。パッ缶の偽物についてはドロイラガド君に聞けば詳しいことが解ると思いますが。
リックディアス刑事-----そうだな。パッ缶詐欺なんかもうどうでもイイしな。じゃあ、私もこれで失礼するよ。
ザクレロ団長-----その前に探偵団に対する報酬とかはないのか?
リックディアス刑事-----だって、あんた達は応援団なんだろ?
ザクレロ団長-----えー?!そういう時だけ間違えないとか。
キュベレイ団員-----酷い話だな。
ジム団員-----それよりも、まちぶせってなんすかね?
ザク巡査-----昔そういう歌があったが、それだと思うぞ。
ジム団員-----じゃあレッシィ団員も結構...
ザク巡査-----そこはあまり言わないほうが良いぞ。
ジム団員-----そうっすね。
旧ザク団員-----みんな、大変だ!
レッシィ団員-----あれ?おじいちゃんじゃなかったんですか?
旧ザク団員-----いや、どうやら事件が解決して、呪いが解けたようで。元の年齢に戻っているぞ。
ザクレロ団長-----あれって、設定とか言ってたけど、呪いだったのか?
キュベレイ団員-----どっちでも良かろう。それより何が大変なんだ?
旧ザク団員-----おじいちゃんにされて退屈だったから、ずっと毬で遊んでたんだが、実はアレが毬じゃなくてボール君だって事に気づいてなくて。ずっと鞠つきしてたら、ボール君「きゅぅ...」ってなっちゃって。
コルタナ団員-----出番が殆どなかった上にひどい扱いだわね。
ボールカメラ君-----でも高い所に引っ掛けられるよりはマシだよな。
硬式ボール君-----そうだよな。ところで、ボク達二人は兄弟だと判明したのですが、ボクらに似ているボール君は兄弟なのでしょうか?
ザクレロ団長-----さあ、どうだろう?去年までの話とつながっているんだったら、キミ達が兄弟ってことにもならないしなあ。それにあのボール君は偽マリンくんの息子って事にもなるんだが。まあ似ているもの同士で仲良くしたら良いんじゃないか?
ボールカメラ君-----そうですか。それじゃあボクらは鎌倉方面にお父さんを探す旅に出ることにするので、ボール君も連れていきます。
旧ザク団員-----そうか。それは良かった。でもこのボール君は精神的なショックを与えると遠くに飛んでいってしまうから気を付けたほうがいいぞ。
硬式ボール君-----はい、解りました。では色々とお世話になりました。
ボールカメラ君-----それではさようなら。
一同-----さようなら〜!
ザクレロ団長-----ああ、なんか疲れちゃったな。しばらくユックリしてたいな。
ジムⅡ団員-----そうは行きませんよ。もう開幕ですから。
ザクレロ団長-----なんだか色々とあっという間で困るなあ。というか、応援の順番とかも決めないと行けないんだよな。
レッシィ団員-----じゃあ、ここでやっちゃいましょう!
ザクレロ団長-----ここで、って。準備とかは良いのか?
コルタナ団員-----おみくじスクリプトなら使い回しだから問題無いわよ。
ザクレロ団長-----じゃあ、やってしまうか。時間もないしな。
レッシィ団員-----それでは早速始めましょう!美しすぎるレッシィちゃんプレゼンツ!今夜決定!2016年 RestHouse ナントカ応援団・応援担当順決め大抽選会〜ぃ!
一同-----わぁ〜!ドンドンドンドン!パフパフ♪
キュベレイ団員-----なんだ、いきなり雰囲気変えるのか?
ザクレロ団長-----まあ、メリハリがあって良いんじゃないか。
レッシィ団員-----つべこべ言わずに、やりますよ。それでは抽選担当のコルタナ団員、お願いします。
コルタナ団員-----解析中...。一応スクリプトの内容を確認中...。問題はないようね。スクリプトの中身は入団順でソートした団員名の配列。ランダムで1〜9までの数字を出していって、例えば最初に3が出たとしたら、三番目に入団したジム団員が一番バッターってことよ。
ジム団員-----えっ?!ボク一番なんすか?
ザクレロ団長-----今のは説明だから関係ないがな。
ジム団員-----なんか良く解かんないっす。
キュベレイ団員-----まあ、問題ないと言っているのだからそれでよかろう。
コルタナ団員-----じゃあ、始めるわね。
レッシィ団員-----お願いします!それでは、レッツ・バスロマン!
ザクレロ団長-----(えっ、なんで?)
コルタナ団員-----スクリプト起動中...。実行中...。実行中...。実行中...。
レッシィ団員-----ちょ、ちょっとキャンセル!...なんでこんな時間がかかるんですか?
コルタナ団員-----解析中...。無限ループね。
ザクレロ団長-----なんか、前もそんなことなかったか?
コルタナ団員-----でも今回は違う原因みたいね。
ジムⅡ団員----- Perl のバージョンアップしたって聞きましたけど、それのせいじゃないですかね。
コルタナ団員-----文字コードの扱いが厳密になったようね。修復中...。さらに謎の問題発生中...。これは後で RestHouse のネタになるわね。...修正中...。多分直った中...。
レッシィ団員-----それじゃあ、気を取り直して、レッツ・抽選会!
コルタナ団員-----スクリプト起動中...。実行中...。やっと正常に動作したわ!これが結果よ!
レッシィ団員-----それじゃあ、ポジションとキャッチフレーズ付きで発表しますね。
- 1番センター、美しすぎる、レッシィ団員!
- 2番ライト、小さなオッサン、ザクレロ団長!
- 3番サード、私の王子様、ジムⅡ団員!
- 4番ショート、宇宙の支配者、コルタナ団員!
- 5番レフト、身長が肩幅、キュベレイ団員!
- 6番セカンド、二枚目だけどお巡りさん、ザク団員!
- 7番ファースト、昭和のニオイ、旧ザク団員!
- 8番キャッチャー、推理が冴える、ズゴック団員!
- 9番ピッチャー、キャッチボール大好き、ジム団員!
旧ザク団員-----なんかキャッチフレーズが色々とアレだったが。
レッシィ団員-----そこは気にしないでくださいよ。急に考えるの大変だったんですから。
ザクレロ団長-----それよりも、今年はピッチャーとサードが入れ替えで、思い切ったオーダーとなってるんだんな。
レッシィ団員-----ジムⅡ君は毎年連投だったからね。
ジム団員-----じゃあ、今年はボクが頑張るっす。
ズゴック団員-----私はなぜか8番になってしまいますね。キャッチャーだからちょうど良いですけど。
コルタナ団員-----解析中...。でも、このポジションって応援には特に関係ないわ。
ザク団員-----まあ、なんとなく役割がある感じがするし、それはそれで良いんじゃないかな?
ザクレロ団長-----ということで、今年はいつにもましてゴタゴタしたが、開幕までほとんど時間がないので、この辺で解散。明日に備えて、今日はユックリ休むように!
一同-----はーい!
ということで、最後に抽選会があって何の話か解らなくなってしまいましたが、名作シリーズという設定に変わってきた寸劇コーナーはここまで。そして、ココからは本格応援モードに切り替えていくのです。
それでは今年も張り切ってまいりましょう。
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