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Technólogia Vol. 1 - Pt. 28

前回までの Technólogia は...
そこに表示されていたのは「物質転送装置」という文字だった。
「あれから20年が経っているんだよ」
「もしかして、ボクがまだ知らない危険な生き物とか、そういうのがいるとか。そういうことがあるんじゃないの?」
「迂回ルートはどこを進んでも危険です。途中で不慮の事故や、何かの事件に巻き込まれないとも限りません」
蚊屋野の頭の中に聞こえていた声は全て動物の声だったに違いないのだ。
蚊屋野はマズい事になったと思っていた。
「奇跡は信じても良い。しかし、迷信には騙されるな!そういうことじゃ。それがテクノーロジアを生き抜くために必要な知恵じゃ」
「あら。あのワンちゃん」
「じゃあ、あだ名はケロちゃんだね」
「でもカヤっぺは英才教育だからな。時々オレなんかよりもスゴいんすよ」
「あれがスフィアです。いくつもあるうちの一つっすけど。」
堂中が電波塔の前で呆然としている。
「誰かがやって来てこれを壊していった...」
「人がいないんすよ。この辺りの建物は全部居住地として使われているはずなんすけど。誰もいないんす」
「もしかすると、ケーブルを外した人は電気を使わせたくなかったのかも」
「(おい、まずいぞ。あれは人じゃねえ。早く閉めろ)」
出てくる答えは「ヤバい...」だけである。
「みんななるべく離れないで。ここでは通信も出来ないことを忘れないでくださいね」
蚊屋野がアッと思った時、ガラスにヒビが入ったかと思うとそのままガラスが割れて中からそれが飛び出してきた。
「さっき、その女の子を見たんだよ。さっきだけじゃなくて、昨日もなんだけど...」
「もしかして、幽霊を見たって言うんですか?」
この病院にいた医師である真智野伊四郎(マチノ・イシロウ)には、何か裏の顔のようなものがあったのかも知れない
「コンピューターをいじるのが趣味だったんじゃないの?」
「ああ、それは防火扉っすよ」
「カヤっぺ。その扉はやっぱり閉められてたんだな...」
「防空壕には見えないっすね」
そこにいるのは人間の姿をした機械に違いなかった。
こんにちは。私は CHIKA (チカ)です。

このなんか肌寒い気もするのですが夏休み! LMB の夏休み特別企画はいつまで続くのか?週刊「Technólogia」更新!

今日も出来たて Technólogia。

チカ」がいたのは地下室だったのか。

オタノシミクダサイ。

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