ヤバい感じもある
ずっと前に買ったけど最後まで読まないでそのままになっていた本を読むシリーズで「ガリヴァー旅行記」を読んだのです。
買ったきっかけは海外ドラマの「ガリヴァー旅行記」が思っていたのとちょっと違って面白かったからですが。
それまでは、子供向けのやつとかも全然知らなくて、しかも絵本とかで良く見る、小人に縛られてるあの感じが子供の頃になぜか気に入らなかったりもして。
そんな感じでテレビドラマで見たのが、思っていたのと違っていた第一弾でしたが、今回ちゃんと読んだらもっとイメージと違ってました。
最初の方の小人とかそのあとの巨人が出てくる話は、まあこんなもんかという感じもありましたが。
その後は、だんだん当時の社会を風刺しているような内容が明確になってきて。
そういうのは、現代にも通じるものがあるので、そういうところでも面白くなって来たり。
でも、最後の方はあからさまに人間を嫌悪していたりで、かなり狂気を感じるような展開。
深読みすると、ホラーにもなりそうでしたし。こんな最後は全然予想できなかったという事になってました。
気になるので、巻末の解説もちゃんと読んでみたら、作者のスウィフトも大変な人生を送ってたり、精神を病んでたりということでしたけど。
こんな有名なタイトルで、色々と驚かされてしまいました。
こういう昔の有名な作品も偏見を持たずに読んでみるのも良い、ということですかね。
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