Little Mustapha-----ウワァ!サンタだ!
一同-----ホントに?!ヤッター!
Little Mustapha-----サンタさん、どうぞ中へ。鍵はかかってないですから。
インターホン-----そうか。なんだかずいぶん歓迎されているようだが、中でなにか起きているワケじゃねえだろうな?
Little Mustapha-----まさか。なにも起きないようにどれだけ苦労したことか。さあ、どうぞ中へ。
予想していたのとは大分違うのですが、サンタのような人がやって来てブラックホール・スタジオ(Little Mustaphaの部屋)へ入ってきました。
一同(サンタのような人除く)-----メリー・クリスマース!
サンタのような人-----想像してたのと違う雰囲気だぜ。こりゃいったいどういうことだ?
Little Mustapha-----サンタさんからしたら変に思えるかも知れないですけどね、ボク等はもう何十年もこの時を待っていたんですよ。
サンタのような人-----ふーむ。
Little Mustapha-----それで、早速なんですが、例のものを…。
サンタのような人-----何だ?
Little Mustapha-----なんというか、授与式というか。プレゼントをば…。
サンタのような人-----プレゼント?なんでオレがプレゼント持ってこないといけねえんだ?
ニヒル・ムスタファ-----どうやら、また変なヤツを部屋に入れてしまったようだぜ。
ミドル・ムスタファ-----もしかして、あなたはサンタさんじゃないんですか?やけに体格が良いようですけど。
サンタのような人-----まあ、昔はサンタだったけどな。いわば退役サンタだ。お前達、話は聞いてないのか?
Dr. ムスタファ-----なんにも聞いてないが。
退役サンタ-----今日はお前達のボディーガードを頼まれてやって来たんだがな。
Little Mustapha-----誰もそんな事を頼んでないですよ。
退役サンタ-----だが、あるところから頼まれたからここに来たんだよ。お前達には「長官の孫娘」と説明すれば解ってもらえるって聞いたぜ。
Little Mustapha-----えっ?!長官の孫娘さんが?…そうか。去年はボクが危険な目にあったりしたから、また何かあったらと心配してくれたんだな。この優しさにボクはどうして答えることが出来ようか?
ミドル・ムスタファ-----ホントにそうなんでしょうか?
ニヒル・ムスタファ-----なんか嫌な予感がしてきたぜ。
Little Mustapha-----そんなに悲観したらまたアレだよ。長官の孫娘さんは退役サンタさんを雇った理由とか言ってなかったの?
退役サンタ-----さあな。直接頼まれたワケじゃないからな。色々と言ってたみたいなんだが、オレは細けえことは気にしないタチでな。まあとにかく何があってもオレがいれば安全だ。
Little Mustapha-----まあ、それなら大丈夫かな。
マイクロ・ムスタファ-----うーん…。どうも少し気になります。
マイクロ・ムスタファがつぶやくとやっぱり一同心配になってしまいそうですが、Little Mustaphaの言うように、まだ何も解らないうちは悪いことはなるべく考えない方が良いような気がしました。
しかし、やはり気になります。