ナンデ君 & イラガマン 第五話!
いつものように(小4)の遠足が行われ、そしていつものようにナンデ君とイラガマンは二人で美しい森を散策する予定だったのだ。それはいつもと変わらない遠足の風景だった。ナンデ君が彼の不思議な力を発揮するまでは。
ナンデ君-----そうだね。初めて来た時からここは良い感じだったけど、今も変わらない良さだね。
イラガマン-----みんなここに来ないで帰るなんてもったいないよね。
ナンデ君-----それは仕方ないんじゃない。ボクらは制作部としてここに来てるんだからね。メインの遠足はすでに終わりなんだし。
イラガマン-----それもそうか。それじゃあ、いつものようにお参りを済ませてから行こうか。
ナンデ君-----そうしよう。
イラガマン-----良いねえ!ホントだねえ!
ナンデ君-----緑だねえ!
イラガマン-----ホントだねえ!緑だねえ!
ナンデ君-----そして、この風のにおい!
イラガマン-----緑のにおい!そして、光を浴びて輝く緑!
ナンデ君-----輝く緑!...あっ!ここで未来感覚に関知あり!
イラガマン-----あっ!ボクのイラガ感覚にも!これはもしかして?
ナンデ君-----大ナゼナン団が近くにいるのかも知れないよ!
イラガマン-----よし、行ってみよう!
ナンデ君-----おう!
変なテンションで盛り上がるナンデ君とイラガマン。彼らは何かを嗅ぎつけたようだったが...。
ナンデ君-----あっ!あれはもしや大ナゼナン団のアジト。
イラガマン-----そのようだね。
イラガマン-----大ナゼナン団め。いつの間にこんな施設を。
するとそこへ...。
ソコノ-----...ちょ、ちょっとキミ達は何をやっているのか?ってことなんだけど。
イラガマン-----あっ、ソコノさん。
ソコノ-----あっ、じゃないんだし!なんで今回の遠足と関係ない場所(ロケットとか)が出てくるのか?ってことなんだけど。うーん...。
ナンデ君-----それは、なんていうか...その...。
イラガマン-----ナンデ君。これは正直に言った方が良さそうだぜ。
ナンデ君-----そうだね。実を言うと...。
それは神社でお参りを終えたすぐ後のことだった。森の入口まで来ると、ナンデ君のナンデパワーにより予期せぬ自体が起きていたのである。
もうすでに入れるようになっていると思っていた森だったが、こちら側から入るには夏まで待たなければいけなかったのだ。
恐るべし、ナンデ君のナンデパワー!これにはイラガマンも「なんで...?」となるよりほかはなかった。
<!-- ちなみに、前回の遠足で春に完成予定と書いてあった反対側の入り口がどうなっているのかは解っていない。-->
イラガマン-----...という事なんだよ。
ソコノ-----うーん...。そんな理由であんな茶番なんて、絶対に許されてはならないんだし!これは今後の遠足に重大な影響を与えるんだし。キミ達は解ってるのか?ってことなんだけど。
ナンデ君-----でも、ちゃんとリポート書かないと悪いと思って...。
ソコノ-----嘘のリポートはもっと悪いんだし!
イラガマン-----ゴメンナサイ。もうしないよ。
ナンデ君-----ゴメンナサイ。
ソコノ-----まあ、解れば良い、ってことなんだし。それじゃあ森に入れずに余った時間はサンドウィッチ食べたりして好きにしたら良いんだし。私はこれで帰るんだし。あばよ!
イラガマン-----行っちゃったね。
ナンデ君-----そうだね。それにしても、なんでここに来たんだろう?ソコノさんは。
イラガマン-----無類の遠足好きだからね。こっそりこの辺の風景を楽しんでたりしたんじゃない?
ナンデ君-----そうだね。それでボクらはどうしようか?
イラガマン-----ここにはもう何もないし、駅に向かうかな。サンドウィッチとか食べながら。
ナンデ君-----あっ、ちょっと待って。ボクに良い考えがあるよ!
イラガマン-----良い考え?!
ナンデ君とイラガマンは駅へ向かった。
イラガマン-----なんだ。駅のそば屋じゃん。
ナンデ君-----でもこうしてゆっくりできるんだし、たまにはこんな事もあっていいよね。
イラガマン-----そんな風にまとめなくてもイイけどね。それよりも、キミの特殊能力のおかげで、ボクらはレポートが書けないんだぞ。
ナンデ君-----そんなものは適当に誤魔化せばイイんだよ。それよりも、ビールのせいで眠くなって寝過ごしたらまた、何で?!って感じだよね。
イラガマン-----また特殊能力出そうとしてるのか?もうこれ以上はゴメンだぜ。
こうして、今回の遠足ネタは遠足帰りに「なんで?!」となりながら投稿された記事につながって終わったりするのである。彼らは駅のそば屋でマグロカツ丼に舌鼓を打ったのであるのである。
そしてその頃、例の森でナンデ君とイラガマンを待ち伏せていたドMのエムゾネスは...。
エムゾネス-----おのれ、ナンデ君にイラガマン。どうしてやってこないのだ?もう何時間も待っているのだぞ。それにもうすぐ日も暮れてしまう。仕方がない。ここはひとまず引き上げてハムスター教授に報告だ。きっとこっぴどく叱られるに違いない♡
もしかするとナンデ君のナンデパワーで森に入れなかったことによって、エムゾネスの急襲を逃れられたのかも知れない。いつもほとんど戦わないナンデ君とイラガマンだったが、今日もこうしてピンチを切り抜けたのである。
しかし、いつまた大ナゼナン団の魔の手が忍び寄ってくるか解らない。あの森で緑を満喫することが出来る日まで、負けるなナンデ君!頑張れイラガマン!
<!-- ちょっと凝った展開なので話が良くわからないかも知れないが、その辺の謎は残しておくのである。-->
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