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#100 「Centesima」 2007-05-01 (Tue)

 ここまで来るのに4年もかかりました。それよりも4年で早くもここまで来ました、なのか?どっちでもいいですが、今回でこのBlack-holicも100回目ということになりました。

 本来なら100回目記念パーティーになるはずですが、ここはあえてやりません。今回の記事を書くために一回目からざっと目を通してみたのですが、もうここでは何をやっているのかまったく理解できません。書いた私が言うのだから、私以外の人はもっと理解できないでしょう。


 何よりもまず、二回目に現れたクマが問題です。特集コーナーだというのに、なんでいきなりクマが現れてしまうのか?なんで「クマと私の交流日記」なフィクションになってしまったのか?今さら疑問に思っても仕方がないのですが、この回で私が結構楽しんでいたことが問題だったようです。続いて三回目の「ヘンな神様」四回目の「謎の男からのメッセージ」とダラダラな話が続きました。しかもこの「謎の男」らしきものについてはいまだに解決していません。四年前に書かれたことを今さら蒸し返されても、という感じになりますが、解決していないので必要とあれば書かざるをえないのです。


 その後しばらくは特集コーナーらしい記事が続きますが、忌まわしきクリスマスシーズンがやって来てしまいます。クリスマスになんとかしてサンタクロースからプレゼントをもらおう、という話はこのコーナーの前身である「今週の・・・」で始まったことなので、名前が変わったBlack-holicでは続けなくとも良かったのです。でも楽しいのでやるしかありません。

 この時のクリスマスにはそれほど厄介な内容にはならなかったのですが、この時から「Little Mustapha's Black holeの主要メンバーvs恐怖の何か」という構図が見え始めてきました。ここにも何かの元凶がみられることも確かです。(ちなみにこの話でも「謎の男」が登場します。)


 年が明けて2004年になると、やっと落ち着いたのか特集コーナーらしい記事が増えました。とはいってもこれすら悪循環ではあったのです。特集コーナーらしい記事に混じって時より書かれるわけの解らない話。いきなり「謎の男」とか「サンタクロース襲撃」とかいう話になってもワケが解らない。

 そんな感じで2004年もクリスマスシーズンがやって来ました。そして、2004年のクリスマスはなんとサイト内コラボ作品になりました。Black-holicとthe Peke-Filesで殺人サンタに立ち向かえ!ということですが、どっちも私の書いている話なので全然コラボレーションではないのです。でも私は楽しかったです。楽しいのでかなり長くなりました。

 これはなんていうか、スリーナインをみてたらキャプテン・ハーロックがでてきてドキドキしてしまうのと似ているのかも知れません。でも、ここにエフ・ビー・エルの捜査官がでてきてドキドキするのは私ぐらいしかいません。話としてはなんとかまとまったのですが、それを理解するためにはその前に所々で書かれた伏線のような記事を読んでいないといけないのです。せっかく上手くいったのに、このコーナーのあいまいさがこのような結果を生んだのです。


 そして2005年。さらなる悪化、或いは劣化の兆候が現れました。「カズコ」登場です。(念のために書いておきますが、この「カズコ」というのは神々に命令して人を殺したりできるカズコとは別人です。)そしてカズコに触発されたのかどうかは知りませんが「ヘンな神様」が再び登場しました。しかも4回に分けて書かれるという大作です。

 四回に分ける意味があったのかどうかは知りませんが、この当時の私は「カズコ」の呪いによって多忙だったのです。(もしも今あれくらい忙しかったらここに何かを書く体力はありませんけど。)

 そして「ヘンな神様」の悪夢から逃れられたと安心したのもつかの間、私は「謎の宇宙人」に襲われてしまいました。さすがにやりすぎたかなあ?という感じだったので次第に落ち着きを取り戻し、その後はまた特集コーナーらしい感じに戻っていきました。

 そのかわり、なのかどうかは知りませんが、クリスマス恒例企画は中途半端な感じでした。とはいっても元々ああいう感じの結末にする予定ではあったのですが、あのワケの解らない結末から、何が起こったのかを考えるには説明が足りていないのです。

 一応、気を使って記事内に注が書かれていますが、そんなのを読んだところで結末の理由は推測できません。もっと長く書けば良かったのかも知れませんが、誰に気を使ったのか、短くなってしまったのです。ああなった理由は私にしか解りません。


 2006年から状況はさらに悪化していきます。あの問題ブログが始まってしまったのです。本来ならここに書かれることは全てブログに書かれてしまいます。特集コーナーらしい記事はどんどん減っていき、半分以上がワケの解らないフィクションになってしまいました。

 そんな中、超大作で問題作で全然理解できないセミ男に関する話が始まってしまいました。私もこんな話をこんなにダラダラ書いていていいのだろうか?と思ってはいたのですが、始めてしまったものは終わらせないといけません。しかも、頭の中に筋書きはできていたのですから。それがどんなにつまらないものであろうと、書くしかないのです。どんなにダラダラしたものであろうと書くしかないのです。

 本当はこのコーナーのいろんな要素がつまっていて面白いはずなのですが、このコーナーの特性上、その面白さは誰にも伝わっていないので、あのセミ男の話も面白くはないでしょう。

 今思い返すと、あの話を書くのにはかなり苦労しました。なぜだか知りませんが、妙に疲れてしまって、仮眠をとってはキーボードをカタカタ。また疲れて仮眠をとってからキーボードをカタカタ。仮眠、カタカタ。仮眠、カタカタ。カタカタカミン。カミンカタカタ。カミタマカミタマ、ナントカシテヨ!

 という感じでした。


 この後は、最近のことなので書かなくてもいいかな?みたいな。でも、なんかこのところの記事を読んでみるとまったく特集するつもりが感じられませんねえ。まあ、強いて言えば特集コーナーっぽい内容と、理解不能なフィクションコーナーが組み合わされていると思えないこともない、みたいな。

 それから、本当のことを書いてしまいますが、特集コーナー的な内容はここで書くよりもブログに書いた方が多くの人に読まれるのですよ。何故?と言われても仕方がないです。それが時代の流れなのですから。

 でも私はこのBlack-holicをやめるつもりはありませんよ。知っている人は知ってるはずですが、最近私のブログで記事が大量に消えるという事故がありました。あんなことがあると、この面倒なWeb1.0なサイトのありがたみが実感できます。

 自分のパソコンで元のファイルを作ってサーバーに転送するのはホントに面倒なのですが、そのおかげで自分のパソコンとサーバーに二つのファイルができるのです。それだから記事が完全に消えてしまうということは滅多に起きないのです。(ブログの記事も一度何かに保存してから投稿すればいいのに、というツッコミはなしです。というかその前に「ブログ脳の恐怖」シリーズを読みなさい。)

 そんな感じでこのBlack-holicはなくなることはないのです。問題は今後のBlack-holicをどの方向で進めていくかということです。特集コーナーなのか、それともLittle Mustapha's Black holeの主要メンバー達が登場するグタグタコーナーなのか。或いはその中間なのか。

「そんなことは考えるだけ無駄ですよ」

あっ、その声はダー・クマタン

「ホントに人間というのは愚かな存在です。この前せっかく私の存在に気付いたのに少しも私のことを利用しようとしないのですから」

そんなことを言われてもキミをどう利用したらこのコーナーが良くなるんだ?

「この宇宙に存在する全ての暗黒物質を目に見える形にするんです。つまり宇宙がダー・クマタンに満たされているようにするんです」

そんなことをしたらそこら中キミだらけで気持ちが悪いよ!

「やっぱりダメですねえ。今のはものの例えですよ。友達として助言をしようと思ったのに、こんな愚かな人間の友達でいるのはイヤになりますよ」

なんだよ、それは!キミはどうすればいいのか解っているのか?

「私のキャラクターグッズを売り出せばいいのです。きっと大成功ですよ」

大成功って、キミのキャラクターグッズなんか売れるワケないじゃん。

「ああ、そうなんですか。やっぱりあなたも私のことをそんなふうに思っていたんですね。あなたとは友達にならなければ良かった。せっかくこうして助言しに来たのに。あなたはそんなふうに私をないがしろにするんですね…」

 もしかすると、100回目を目前にして現れたダー・クマタンが一番の問題なのかも知れません。何しろ彼はこのサイトを満たしている未知の物質なのですから。彼がいる限りこのコーナーはちゃんとした特集コーナーにはならないのかも知れません。


 このように、せっかくの100回目記念なのですが、これまでのBlack-holicを振り返るだけになり、さらには私が次第に酔っぱらいになっていく過程も解ってくれたかも知れません。

 今回は100回目記念で好きなように書かせていただきましたが、次回からはどうしましょうか?好きじゃないように書いたらいいのでしょうか?「好きじゃないよう」ってどういうことなのか解りませんけど。多分、ケーキの美味しい店の大特集をすれば「好きじゃないよう」になるでしょう。でもそんなことはしませんけどね。

 次回は初心に戻って101回目。一回目同様にこのコーナーの成り立ちを説明します(?)