「歌と劇:プロフェシー」

17. 数日後、FBLペケファイルの部屋

モオルダア、座って何かを読んでいる

スケアリー入場


モオルダア : ああキミか。

スケアリー : ああ、じゃないですわよ。何なんですの?その態度は。

モオルダア : 別に、いつもどおりだと思うけど。それよりも、この記事読んだ?エニホエア王国でクーデターだって。クーデターといっても王様が日本に来ている間に国民が宮殿を占拠したということで、血なまぐさい話はなかったんだけどね。それで、日本から帰った王様御一行は島に着いたとたんに新しい政府によって逮捕されてしまったんだとか。おかしいことに、なぜかその中に日本の警察関係者がいたということだけど、特に問題ナシということで釈放されたみたいだよ。でもその警察関係者というのは王様御一行と一緒に投獄されることを望んでいたらしいけどね。何でだろうね?

スケアリー : あらまあ!それはつまり、その警察関係者の人というのは日本に帰ってくるということですの?

モオルダア : そうだと思うけど。なんだかミョーに嬉しそうだね。

スケアリー : そんなことはございませんわ。でも伝説も予言も結局は信用しちゃいけない話なんですわね。何事も、あたくしのように科学的な視点で分析しないといけませんわ。

モオルダア : どんな視点で分析するにしても、科学では解明できないおかしな出来事はまだ沢山あるんだぜ。

スケアリー : なんですの?「だぜ」って。ムカつきますわ!それにその資料の山は何なんですの?

モオルダア : これは、これまで作者がサボっていたおかげでたまりにたまったネタの数々だよ。

スケアリー : まあ!それだけあったらシーズンがいくつまであっても足りませんわ!

モオルダア : でも作者のことだから、実際に文字になるのはこの中の半分にも満たないと思うけどね。とにかく気を引き締めて行かないとね。もう今回みたいなヒドイ話はまっぴらだよ。

スケアリー : そういえば、あなたそろそろ歌ったらどうなんですの?

モオルダア : まあ、それはまた次の「ヒドイ話」でね。

2008-09-16 (Tue)
the Peke Files #019
「歌と劇:プロフェシー」