クリスマス こっちはダラダラ 始まるよ
12月24日；ブラックホール・スタジオ
始めからヘンな展開になったものの、やっと乾杯をしてクリスマスパーティを始めようとしたLittle Mustapha達ですが、そこでマイクロ・ムスタファが何かに気付いたようで、いったん乾杯はおあずけに。
一同（マイクロ・ムスタファ除く）-----ウワッ！キミいたの？！
マイクロ・ムスタファ-----今日はそういう感じで私に気づかないのですか？
Little Mustapha-----そんなこと言ってもねえ。たまには最初の方から話に加わったら、いちいちこのネタはやらずに済むのに。
マイクロ・ムスタファ-----でもどうせ私に気づかないことになってしまうのは解ってますよ。
ミドル・ムスタファ-----まあ、そんなに卑屈にならずに。それよりも、あなたが喋ったということは、何かに気付いたんじゃないですか？
マイクロ・ムスタファ-----気付いたと言うほどではないですけど。
Dr. ムスタファ-----じゃあ別に乾杯音頭を止めることはなかっただろう？
マイクロ・ムスタファ-----いや、それは違います。あなた方は飲み始めるとあまりにも適当になってしまうので、その前に言っておきたかったのです。
ニヒル・ムスタファ-----そんなこと言っても、まだ留守番電話には何もないし、外でヘンな現象が起きている様子もないぜ。
マイクロ・ムスタファ-----そうですが、それが逆に私は気味が悪いのです。いつもは10月31日にLittle Mustapha's Black-holeの開設記念日のパーティがあるのですが、今年は忙しくて出来ませんでしたね。
Little Mustapha-----それはスイマセンでしたね。
マイクロ・ムスタファ-----いや、そうではなくて。我々は毎年その開設記念日パーティで例の謎の声から警告をされてました。それはいつもその留守番電話にメッセージとしていつの間にか残されていましたけど。でも、今回はパーティーがなかったことによって、我々は警告を聞くことが出来なかった。
Little Mustapha-----警告されなかったら、大丈夫ってことじゃないの？
マイクロ・ムスタファ-----いや。それは解りませんよ。警告したかったのに出来なかったのか、する必要がなかったのか。いずれにしても、私はいつも警告を聞いて対策を考えていたのですが、警告のない今回については、この先になにかとてつもない…（未完）
マイクロ・ムスタファ-----エッ？！そこで未完ネタなんですか？
マイクロ・ムスタファ-----いや…。なんていうか、私にしては長く話しすぎたと思って。
Little Mustapha-----そんなところで気を使わなくても良いのに。というか、結局何が言いたかったんだ？
ニヒル・ムスタファ-----いつもの心配性に違いないぜ。それに、あの謎の声はどんな手段を使ってでも意志を伝える事が出来るんだし。それでもいまだに何もないって事は、今回は普通にプレゼントもらってオシマイだよ。
Little Mustapha-----まあ、そうだよね。
Dr. ムスタファ-----あんまり心配ばかりしてると体に良くないぞ。
Little Mustapha-----そうですぞ。ということで、マイクロ・ムスタファもいつもの感じで登場できたし、ここは気を取り直して乾杯音頭で。あ、そーれ！
一同-----…。
ミドル・ムスタファ-----あの、いつも思うのですが、その乾杯音頭っていまいちノレないんですよね。
Little Mustapha-----あれ、そうなの？じゃあ、しかたない。普通の感じでいくか。せーの…！
一同-----メリー・クリスマース！
別の話が挟まっていたりして、複雑ではあるのですが、今年もいつものようにクリスマスパーティが始まったブラックホール・スタジオ（Little Mustaphaの部屋）。果たして、今年こそはプレゼントが貰えるのか。或いはまたしても予想外の展開なのか。
とりあえず、ボールいっぱいのタルタルソースを食べながらパーティーは続きました。
Dr. ムスタファ-----ということでな、3Dプリンタでなんでも立体化出来る、って事になってきているんだよ。
ニヒル・ムスタファ-----そんなことは…って、あれ？…なんでもないけど。
ミドル・ムスタファ-----どうしたんですか？
ニヒル・ムスタファ-----いや、いつものスケベな科学かと思いきや、そうでもなかったってことだよ。
Little Mustapha-----でもDr. ムスタファが言うと、普通の話もスケベな話に思えてくるからね。それは仕方ないと思うけど。まだ始まったばかりでそれほど飲んでないからいつもの展開っぽくはないんだと思うよ。
マイクロ・ムスタファ-----…本当にそうでしょうか？
Little Mustapha-----どうでしょうか？
マイクロ・ムスタファ-----…。
一同-----…。
マイクロ・ムスタファ-----あれ？私が喋って良いんですか？
Little Mustapha-----だからさっきも言ったように、普通に喋ってくれたらイイと思うんだし。それに今回はなんかいつもと違って、ここだけの話をダラダラ出来ないから、余計なネタはあまり挟めないんだよ。
ミドル・ムスタファ-----なんですかそれ？
Little Mustapha-----いや、天からの声とか、そんな気がするけど。
マイクロ・ムスタファ-----あの、それじゃ、喋ってイイのなら喋りますけど。私はさっきから今回のパーティーに関して感じている不可解な点について考察していたのですが。
Dr. ムスタファ-----キミはみんなが楽しく飲んでいる時に面倒な事をするんだな。
ニヒル・ムスタファ-----それは個人の自由だぜ。
マイクロ・ムスタファ-----ええ、まあ。そうですけど。でも、今年は何が違うか？ということを考えていたら、実はやっていないのは開設記念日のパーティだけでなくて、Little Mustaphaが望遠耳で街の会話を聞くという、アレもやっていませんね。
Little Mustapha-----それは申し訳ないと思っておる次第でございますが。でもそれはこういう事なんだよ。望遠耳で街中で交わされている会話を聞ける望遠耳だけど、なぜか使っても会話の立ち聞きができない。なぜかと思ったら、最近はみんな誰かに話したり、つぶやいたりする時には人に対してではなくて、スマホに向かって黙々と…という、そういう社会風刺的なところも絡んで望遠耳ネタの更新が出来なかったんだけどね。
ミドル・ムスタファ-----言い訳にしか聞こえませんけど。
Little Mustapha-----でも実際にそうだったんだから仕方ないじゃんすか！
ニヒル・ムスタファ-----Little Mustaphaが色々とサボっていたのは解るが、でもそれがなんだって言うんだ？
マイクロ・ムスタファ-----いや、何て言うか、漠然とした不安を感じるというか…。
ニヒル・ムスタファ-----今日はあまりダラダラ書けないって事だからマイクロ・ムスタファの真意を推測してみるが、テレビをつけて街で何かが起きてないか確認したい、って事じゃないのか？
マイクロ・ムスタファ-----いや、それは解らないのですが。でも私の中にある不安の中にそれも含まれている事はたしかです。
Little Mustapha-----なんだ。じゃあ、いつもどおりにテレビを見てみましょう、とか言ったら良いのに。それじゃあ、テレビをオン！
よく解りませんが、いつもはテレビをつけると街で異常な事件が起きていたりして、それによって危機が迫っている事をしったりするLittle Mustapha達なのですが、今年もテレビで確認してみるようです。
テレビ-----「この番組はゴランノス・ポンサーの提供でお送りいたします」
Little Mustapha-----あれ？テレビつけたけど、まだ夕方のニュース始まったばかりだし。なんかダラダラ出来ないからって焦り過ぎじゃないの？
ミドル・ムスタファ-----ホントですね。
Dr. ムスタファ-----それよりも、テレビのあの喋り方へんだったろ？「ゴランノス・ポンサー」ってなんだ？
ニヒル・ムスタファ-----先生の友達にそんな人がいるんじゃない？
Dr. ムスタファ-----え？！ゴランノスさん？そんなヤツは…。いるワケないじゃないか。
Little Mustapha-----それよりも、昔から気になってたんだけど「ゴランノスポンサー」ってなんのこと？最後をのばしてるから「ゴランノスポンス」をする機械とか、人とかそういうことかな？でもそれが解ったとしても「ゴランノスポンス」というのは辞書に載ってないし。何語なんだろう？
ミドル・ムスタファ-----何言ってるんですか？
Little Mustapha-----いや、だから言葉の意味が解らないのに、みんな普通に言ってるからさ。そういうのは気にならないのか？って思ったんだけど。キミ達は気にならないの？
ニヒル・ムスタファ-----多分知らないのはキミだけだからだと思うぜ。まあ、ヒントを言うと、今の状況はボクらがキミをゴランノスポンスしてる、って感じかもな。
Little Mustapha-----へえ、そうなのか。ということは今のボクはキミ達に提供されているとも言えるのか。
Dr. ムスタファ-----なんだか全然意味が解らないぞ。
ミドル・ムスタファ-----ニヒル・ムスタファが余計な事をいうから、Little Mustaphaの勘違いネタが更に解らなくなってるんですよ。まあ、これはキリがないのでとりあえず解決したことにしましょう。
Little Mustapha-----うん、そうしましょう。それよりも、ニュースで思い出したけど、最近この辺りで殺人事件とかあったの？
ミドル・ムスタファ-----あったの？って聞かれても。この辺に住んでるのはあなたなんですから。
Little Mustapha-----まあ、そうか。なんかそういう関係の人が来て「何かしらないか？」とか「知りませんかしら？」とか聞いていったんだよね。
ニヒル・ムスタファ-----そんなことを聞きに来るぐらい近くで事件があったのか？
Little Mustapha-----いや、ボクだってそんなに近くで事件が起きたら気付くと思うよ。パトカーとかいっぱい来るんでしょ？
ミドル・ムスタファ-----まあ、そうですけど。
Little Mustapha-----でもニュースでやってなかったのならアレかな。なんかサンタが殺されてどうのこうの、ってことだったけど。サンタに狙われてるのはこっちなんだしね。何にも知らないって言ってたら、なんかヘンなこと言いながら帰っていったけどね。
マイクロ・ムスタファ-----ちょっと、そんな重要なことをなんで言わなかったのですか？
一同（マイクロ・ムスタファ除く）-----ウワッ！急にしゃべり出すなんて、ビックリした。
マイクロ・ムスタファ-----やっぱりそうやって…。
Little Mustapha-----いや、もう一回ぐらい「ウワッ！」っていうのをやりたかったから。
マイクロ・ムスタファ-----それはどうでもイイですけど、サンタが殺されたって言いましたか？
Little Mustapha-----言いましたよ。
Dr. ムスタファ-----サンタっていっても、本物じゃなくてスーパーとかにいる格好だけのサンタだろ？
Little Mustapha-----多分そうだと思うけど。というか本物のサンタが殺されたら大ニュースだけどね。マスコミが隠蔽する事もないし。
マイクロ・ムスタファ-----いや、待ってくださいよ。あなた方は気にしてないのかも知れませんが、この街でサンタが殺されるという事には重大な意味があると思いませんか？これまでだってサンタの格好をした人が殺されるとか、そういう事があって、その後私たちは恐ろしい目に会いましたよ。
Little Mustapha-----そうだっけ？でも何を心配したら良いんだ？
ニヒル・ムスタファ-----今のところ何も起きてないしな。それにプレゼントを貰うには楽しそうにしてないといけない、ってことはもう知ってるよな？
ミドル・ムスタファ-----そうですね。細かいことは気にせずに楽しくパーティーを続ければ良いんですよ。
Little Mustapha-----そうだね。じゃあ、そろそろ追加のタルタルソースを持ってくるよ。
一同-----ウワッ！予想どおりのタルタルソースしばり！
ニヒル・ムスタファ-----というかLittle Mustaphaは自分で言って自分で驚いただろ？
Little Mustapha-----まあ、これは楽しいからね。
ということで、いつもどおりなブラックホール・スタジオ（Little Mustaphaの部屋）です。次のページに行くと恐らくthe Peke-Files 的な話の続きだと思われます。