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#192 「リポータル」 2020-12-25 (Fri)

 知らない人がいたりして、実は始まる前から怪しいことが起きていたブラックホール・スタジオ(Little Mustaphaの部屋)ですが、一体どういう人がここへやって来ているのでしょうか?Little Mustaphaが謎の客人を奥の部屋から連れて来ました。

 なぜかもったいぶってカメラを一度下に向けて顔が映らないようにしています。そして、客人がカメラの前に来ると、Little Mustaphaがカメラを元の位置に戻して客人の顔を映しました。


一同(Little Mustapha除く)-----ウワァァアアーーー!!ゾンビだぁ!!!

Dr. ムスタファ-----な、なんだ?!本物なのか?

ミドル・ムスタファ-----冗談じゃないんだったら早く逃げて下さいよ!

Little Mustapha-----なにが?!どこに?ゾンビ?!

ニヒル・ムスタファ-----どこって、目の前にいるじゃないか!

Little Mustapha-----ちょっと!みんな失礼だよ。知らない人の顔を見ていきなりゾンビとか。確かに顔色は良くはないんだけど。

ミドル・ムスタファ-----良くないどころじゃないですよ!

Little Mustapha-----もう、なんでそんなことを言うんだ。悪ふざけは良くないよ。それじゃあ、こういう時に悪ノリしたりしないマイクロ・ムスタファにホントの事を言ってもらうけど。

マイクロ・ムスタファ-----その人は、どう見てもゾンビです。早く逃げた方が良いと思います。

Little Mustapha-----ああ、もう。これってもしかしてキミ達が仕込んだドッキリだったりするの?

Dr. ムスタファ-----そんな面倒な事はしないぞ。

Little Mustapha-----…あの、ゴメンね。部屋の明かりが暗かったりするからね。カメラに上手く映ってないとか、そういう事だと思うよ。


 Little Mustaphaがみんなにゾンビと言われている客人に謝っている時でした。聞き慣れない音が部屋にある留守番電話機能付きの電話機の方から聞こえて来ました。留守番電話機の着信中を示すランプが激しく点滅しているので、それは留守番電話機の着信音に違いありません。

 それは良く聞くと中森明菜の「飾りじゃないのよ涙は」のメロディーのようでした。勝手に着信音が変わることはコレまでもあったのですが、今回は意外な曲でもあったので少し不安だったのですがLittle Mustaphaはいつものようにハンズフリー機能を使って電話に出ました。


留守番電話-----「ああ、やっと出たんだワン!早く開けるんだワン!」

Little Mustapha-----あれ、犬サンタ君。もう来たの?

留守番電話-----「これでも遅刻なんだワン。ベランダのところにいるから開けるんだワン!ちゃんとマスクもしてるから大丈夫なんだワン!」


 今回はやけに早く登場した犬サンタ君。Little Mustaphaがベランダのところの窓を開けました。


犬サンタ-----犬・マスクド・サンタなんだワン!でもいつものようにややこしいから、犬サンタ君で良いんだワン!ここにお客さんが来てるはずだワン?ちゃんと来てるかワン?

Little Mustapha-----あの人、犬サンタ君の知り合いなの?!

犬サンタ-----知り合いじゃないけど、重要な人なんだワン。

Little Mustapha-----そうなのか。でもみんながゾンビとか言うんだよ。なんでそんな失礼なことを言うのか?って思ってたんだけど。

犬サンタ-----でもゾンビだからそれで良いんだワン。

Little Mustapha-----エッ?!なに言ってるの?どう見ても普通の人間だよ。

犬サンタ-----それは、この悪魔デバイスの影響なんだワン。ちゃんと設計図どおりに作ったから機能してるんだワン。

Little Mustapha-----なんだか全然意味が解らなくなってきたんだけど。

犬サンタ-----この入力切替のスイッチをこうすると、緩衝フィールドが無効になるんだワン。


 なぜか悪魔デバイスに詳しい犬サンタ君が悪魔デバイスに付いているスイッチを切り替えました。



Little Mustapha-----ウワァァアアーーー!!ゾンビだぁ!!!犬サンタ君!早く逃げないと!

犬サンタ-----この人は恐くないから大丈夫なんだワン。


 犬サンタ君がそう言うと、また悪魔デバイスのスイッチを切り替えました。するとゾンビだった客人が元の姿に戻りました。


Little Mustapha-----こ、これはどういうことだ?!