サンタ君が監禁されている空き家では、図らずも後ろ前Little Mustaphaが改心しそうな雰囲気がでてきてしまいましたが、その前にLittle Mustaphaはどうしてあの空き家へ転送されたのでしょうか?
少し時間を戻してさっきのブラックホール・スタジオ(Little Mustaphaの部屋)の続きです。
ミドル・ムスタファ-----モモルダアさん。Little Mustaphaは上手く転送されたんですか?
モモルダア-----まあ、予定どおりではあるよ。
Dr. ムスタファ-----それで、今は何をやってるんだ?その道具はなんか最先端な感じだな。
モモルダア-----いや、特に何も…。
犬サンタ-----それは嘘だワン!やっぱり騙すつもりだったんだワン!みなさん、その道具を取り上げるんだワン!
ミドル・ムスタファ-----それ、どういうことですか?
犬サンタ-----モモルダアはLittle Mustaphaに持たせた爆弾を起爆させようとしてるんだワン!
ニヒル・ムスタファ-----なんだって?!
モモルダア捜査官が穏やかなので、彼が後ろ前人だということを忘れて主要メンバー達が飛びかかろうとしたのですが、その時にモモルダア捜査官が後ろ前人の本性を現して、鋭い歯を剥き出しにして彼らを睨み付けました。
Dr. ムスタファ-----ど、どうやらそう簡単にはいかないようだが…。
ミドル・ムスタファ-----どうしてLittle Mustaphaを爆破するんですか?安全な場所に転送したんでしょう?
犬サンタ-----きっと転送って言うのも嘘だったんだワン!
モモルダア-----少し気付くのが遅かったようですね。私だって出来ればこんなことはしたくないですよ。でもね、こんな仕事をしていると、より多くを助けるために非情な決断をしなければならない事もあるのです。
マイクロ・ムスタファ-----待ってください。もっと良い方法があるとは考えないのですか?
長官の孫娘さん(通信機)-----そうよ。あなたは楽な方法に慣れすぎてしまっているけど、最善の方法が必ずあるはずよ。
長官の孫娘さんがそう言った瞬間にモモルダア捜査官の姿が部屋から消えました。
ミドル・ムスタファ-----あれ、消えた?
ニヒル・ムスタファ-----一体どうなったんだ?Little Mustaphaは大丈夫なのか?
犬サンタ-----さっきから爆弾の匂いがしていたから怪しいと思っていたんだけど、Little Mustaphaに渡した道具が爆弾だったとは気付かなかったんだワン。でも、その前にこっそりご主人様に連絡しておいたから、きっと上手い方法を考えてくれたんだワン!
長官の孫娘さん(通信機)-----いや、上手い方法かどうかは解りません。ただの時間稼ぎです。
Dr. ムスタファ-----まだ良く理解で気なんだが。
長官の孫娘さん(通信機)-----モモルダアはLittle Mustaphaを安全な場所に転送すると嘘を言って、実際には事件現場の空き家へ転送したのです。そこで爆弾を起爆させれば全てが解決したことになると考えたのでしょう。
ニヒル・ムスタファ-----関係者を全員消すってことか?酷いやり方だな。
長官の孫娘さん(通信機)-----おそらく起爆は阻止できましたが、Little Mustaphaは余計に危険になったかも知れません。どうにかしないと。